(株)チェリオコーポレーション
霊峰が連なる鈴鹿山脈に源を発し、地中に染み込んで時間をかけてゆっくりと自然ろ過され、ミネラルをたっぷり含んだ東近江市の地下水が「鈴鹿山系の天然水」として、株式会社チェリオジャパン(東京都千代田区)から昨年九月に新発売された。近畿・中部・東海・沖縄の自動販売機で販売されている。
「ライフガード」や「チェリオ」などの炭酸飲料、コーヒー飲料、果汁飲料など、多様な製品を五十年あまり生産していた高槻工場から、“より良質の水”を求めて東近江市鯰江町の名神高速道路と国道307号の交差付近に平成二十七年四月に移転。製造部長は「鈴鹿山脈から琵琶湖に向かって流れる地下水は、滋賀県でも一番」と東近江を選択した理由を語った。
工場内に掘られた井戸で、地下一五〇mから汲み上げた地下水は、天然水用と清涼飲料などに使用する純水用の別々のパイプで工場内に送り込まれる。
天然水は、地下水から不純物を取り除くためのろ過、殺菌のための熱処理のみで、薬品や紫外線処理などは一切せず、工場内で成形した六〇〇mlペットボトルに充填して出荷している。
製造部長代理は「硬度51mg/Lの軟水で、ミネラルバランスも良く、市販されているヨーロッパ原産の水(硬水)とは比べものにならない飲みやすさで、甘い味わいです」と自信に満ちている。
昨年八月に製品が初製造され、今後は年に二―三回のペースで製造する予定だ。アウトドアや日常の水分補給だけでなく、お茶や炊飯にも最適という。
部長は「高槻では使用水を買って処理していました。ここ(滋賀工場)に来ると、水のありがた味がわかります。何と言っても我が社の製品は水が一番ですから。滋賀県にたくさんの飲料メーカーの工場があるのもうなずけます」と、“水どころ東近江”からの躍進に手ごたえを感じていた。(松村好浩)









