自治刻刻 北陸新幹線「米原ルート」は消えるのか
おそらく県民誰もが疑う事のなかった北陸新幹線の「米原ルート」が消えつつある様に思います。私共小学生の頃から、「米原」は交通の要衝として栄えた地域であると教えられてきました。また、北陸を代表する金沢は小京都と言われる様に京文化、富山は中京文化の影響が色濃く、それぞれの都市圏が形成されたことから北陸本線、東海道新幹線「米原駅」が設置されました。在来線に至っては3管内(大鉄、名鉄、金鉄)の結節点であり、始発駅、終着駅でもありました。だからこそ今でも広大なヤード(操車場)があります。いわば米原を中心とした湖北地方は、この交通の要衝を資源に発展してきたといっても過言ではありません。
しかし、ここにきて何故歴史を顧みることなく、また県民の想いにも反して「小浜・京都ルート」なのか理解に苦しみます。仮に小浜・京都ルートに決定すれば、並行在来線として湖西線の廃線、北陸本線もその可能性は無しとはいいきれません。北陸本線が廃止されれば、米原駅停車の「ひかり号」は停まらなく「こだま号」専用駅になる心配があります。私は上京時、米原駅で「ひかり号」に乗降車しますが、夕刻の「ひかり号」からの降車客のほとんどが、北陸本線特急「しらさぎ」に乗車されます。もし「しらさぎ」がなくなれば「ひかり号」停車の必要もなくなるのではと危惧いたします。
では、何故このようなことになっているのかであります。与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームには、滋賀県選出の国会議員は入っておりませんが、京都、大阪、福井、石川選出の議員は入っています。それだけ滋賀県は政治の貧困県に成り下がったのかと思いたくもありませんが、これが現実であります。
ある福井県の首長が「そこには原発問題がある」といわれたことがあり、その方いわく「福島原発事故以来、滋賀から聞こえてくるのは『原発即廃止、脱原発、即原発停止』ばかりで、関西の経済は福井の原発からの電気供給で繁栄したのではないのか。福井のリスクあっての関西の繁栄ではないのか」と、この言葉は大変重く強く感じたものでありました。
「米原ルート」の可能性が全くなくなれば、湖北どころか、湖東、いや滋賀県全体のマイナスは計り知れないものがあります。リニア中央新幹線が開通すれば、1時間あたり平均8本の「のぞみ号」が1~2本になるともいわれており、北陸新幹線から東海道新幹線への乗り入れは十分に余裕があるといわれております。今から秘策を・・・県民の皆さまの提案をおまちします!!






