東近江市・北浦 耀司さん(23)
地域おこし協力隊として京都から八日市駅前に移り住み、約1年。1月から学生生活を併せて京都と滋賀を行き来しながら、住居と店舗の準備を進めてきました。4月に大学を卒業し、翌5月に店舗「HONMACHI93」をオープンしました。
旧住井歯科医院のヴォーリズ邸を再利用し、多く手を入れなくても、とても雰囲気のある落ち着いた店内となりました。建築について何も知らない私でも建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズに対する敬意は日々深まります。そう思わせるほどの贅沢な建築です。
HONMACHI93はシェアスペースです。私は革作家として、一室をアトリエ・ショップにし、日々、作品の制作に取り組んでいます。ここには大小5つの部屋があり、それぞれの部屋を他の作家の方に利用頂いています。
10月末にはアンティーク家具や陶器アクセサリーを扱う「antico」と服やシルバーアクセサリーを制作する「安高製作所」がオープンしました。僕だけではなく、何人もの人が集まり、協働していく店舗、それがHONMACHI93です。
本町商店街は、数十年前まで「新地」と呼ばれる西側のエリアともに大変賑わっていた商店街です。しかし、時代の移り変わりとともに衰退し、今では珍しくないシャッタ―商店街となりました。
HONMACHI93は本町商店街であり、私が地域おこし協力隊として活性化を画策していく場所です。今、商店街を通るのは主に近隣住民のみ。営業しているお店が少ないので、商店街を歩くお客さまは非常に稀です。
この状況をがらりと変え、昔のようにたくさんの人で賑わう商店街を再生するのは困難かもしれません。商店街を活性化するのにはお店を増やすしかなく、お店が商店街一杯に増えるというのは数年でできるものではありません。しかし、商店街にお店を増やすために我々ができることは、今商店街で営業している人たちそれぞれが保守的にならず、前向きにお店を営業し、面白いと思うこと、新しいことを実行していくのみです。そうすれば自然と人は集まり、お店は増えていきます。
僕の役目はまず、今、このヴォーリズ邸を「面白いところ」にし、人を集めることです。1人ではできることは限られていますが、人がいれば仕掛けられることも増えていきます。人を集め、面白いと思う事を考え、実行していきます。ご注目ください。






