自治刻刻 お正月に思うこと
「獅子舞の笛の音遠く聞こゆれば白米盛りて清め待ちおり」。毎年、清田には正月6日に獅子舞が来ます。40年ほど前に父が詠んだ歌。「獅子舞の笛の音が遠くに聞こえた時点で、白い米を升に盛って、清めて、待っているという、いくつもの言葉で獅子舞を心待ちにしている状況がよく表現されている」という選者の評を覚えています。家内安全、無病息災の熱い願いが込められています。今年も獅子舞に頭を噛んでもらいました。お正月の行事はいろいろありますが、かたちは違っても毎年続けられることはありがたいことです。今年が安穏な年であって欲しいと思います。
ところが「びっくりぽん」。国会では首相が施政方針演説で「国のかたちを決める憲法改正・・・逃げることなく答えを出していく。」と表明。正月そうそう物騒な話です。年末に八日市文芸会館で開催されたノーベル物理学賞の受賞者の益川敏英さんの講演会は会場がいっぱいになりました。益川さんは「安全保障法制は憲法違反」と厳しく批判。憲法の下で政治が行われるという近代国家の大原則である立憲主義をないがしろにさせてはなりません。
ところでNHKの朝ドラ「あさが来た」は好評です。主人公の「あさ」と姉の「はつ」が久しぶりに再会し話に花が咲きます。(はつ)「次男は兵隊に行く年、お国にご奉公せなあかんし、長男は免除されても次男三男は徴兵検査うけんならん。何でそないなんかなあ」(あさ)「お国の為というけれどようわからへん」(はつ)「次男は兵隊に行きたがってる。兵隊の方が貧乏百姓よりいい暮らしができる。毎日お米のご飯が食べられる。」(あさ)「ご維新や西南の役を知らんからそんな暢気なことが言えるのや」。いつの時代も戦争の悲惨さを継承することは必要なことです。今年は憲法公布70周年。二度と戦争をしないという誓いを大切に国民一人一人がお正月に描いたそれぞれの思いがかなえられる平和で温かい社会を築くために心新たに力を合わせましょう。






