竜王町長 竹山 秀雄
竜王町の人口は本年3月末で12,432人です。この内60歳以上が3,820人ですので竜王町が誕生してから8,612人の方が出生されたことになり、その割合は約70%になります。私が小学校の時に旧苗村と旧鏡山村が合併し竜王町制が施行され、本年が60年の節目であります。今まで考えたこともなかったのですが、竜王町誕生後の人数の方が遥かに多くなっていることからも60年の歩みの長さに感慨深いものを感じます。私が記憶している60年前は、終戦後間もない頃であり、食料事情が極めて悪く、焼き芋、蒸し芋等がおやつで、時には主食代りになることもありました。小学校から帰るとお風呂の準備です。井戸から水を汲み上げ、いわゆる五右衛門風呂でしたので、水位が30cm位なるまでバケツで水を運び、その後薪や柴にて湯沸かしです。これが日課でしたが、現在では、トイレは水洗になり、お風呂は何時でも湯量たっぷり、畑地にまでかんがいの水利施設が整備されるなんてことは、60年前に誰が予想出来たでしょうか。
村地外吉氏が初代町長で、私が8代目となりますが、村地町長は私の父親の小学校の恩師でもありました。60年前の初代町長と私の縁(えにし)を感じます。
文化的な生活を送れる様になった現在に感謝し、60年間先人の皆さまが弛まぬ努力と研鑽で今日の本町を築いて下さったことに改めて想いを起さねばならないと存じます。
この一年が充実した365日になります様にと、その都度町の皆さまにお伝え致しているところでありますが60と言う数字は時間の単位が60秒、60分の60でもあります。時間を大切にすなわち1日1日を大切に過ごして行く中に充実感が生れて来るものとも言えます。
本年の中学校の入学式で“長い人生の中で今日と言う一日も明日の一日も大切な時間である事をしっかりと認識しましょう”と新入生にメッセージを贈りました。
彼らの初々しさに触れ、自分自身を振り返り“青春とは人生の年齢的な時のみを表すのでは無く、人が若々しい心構え、またその行動、そしてチャレンジを続けるならば何時の時も青春である”。と感じ、町の皆さんと共に力強く新たな一歩を踏み出したいと思っています。






