大津市 1議席を山本、成田、黄野瀬、宮尾争う、彦根市・犬上郡 合区で予想外の団子レース、高島市 住民投票で今津と新旭の地域戦争に
十二日投開票の県議選(定数44)に、自民は公認二十一人・推薦七人の二十八人が出馬したが、現在、当選確実は十九人で、ここに一~二人をはたして上乗せできるかが焦点。民主と「チームしが」は公認、推薦で十八人が立候補し、確実なのは十五人で、あと二人上積みの攻防。六人が立候補の共産は、三議席が視野に。公明も二議席の公算大。推薦を受けない完全無所属の当確は二~三人で、自民は最大会派を維持しそうだ。文中は敬称略。【石川政実】
大津市 (定数10)
自民の佐野は市北部を手堅く固めてトップを走る。これを追うのが、父親(元市長)の力も借りて全市的な運動を展開する自民推薦の目片、引退した梅村正に替わり重責を担う公明の粉川、憲法改悪阻止にかける無所属の沢田、みんなの党を離党し無所属で出馬の蔦田ら四人が上位グループを形成。蔦田は無所属になったため、前回トップの時よりやや勢いが鈍い。これに続くのが自民の佐藤、共産の節木、公明の中村、民主の柴田の四人で、安全圏内を目指す。
残り一議席を自民の山本、民主の成田、大型新人の共産の黄野瀬、市民派的な選挙戦を展開する元市議の宮尾の四人が争う。山本は、元県議の世古正票の取り込みが課題。なお三日に公明の山口那津男代表、五日に共産の志位和夫委員長、沢田の応援に福島瑞穂社民副党首、六日に民主の枝野幸男幹事長が来県しテコ入れした。
彦根市・犬上郡(同4)
自民の細江は安定した戦い。残る三議席を民主の中沢、江畑、自民の大野、西村の団子レースになっている。 それを共産の中川が猛追中だ。
トップ当選を続けてきた中沢だが、合区の影響や民主・連合が当落線上の江畑に総力戦で臨み、そのあおりも。大野は地盤の犬上郡が他候補から浸食されており、最終的に西村との争いか。
高島市(同2)
「チームしが」公認で無所属の清水が地元の旧高島町を中心に全市的に集票し独走。残る一議席を旧新旭町が地盤の無所属の海東と旧今津町が地盤の自民の石田が、激しく競り合い、そこへ旧高島町が地盤の自民の万木が割って入る展開で、自民が一議席を守れるかが焦点。 また高島市役所本庁舎の位置を巡り、新旭庁舎を増築するか、今津町に置くかで十二日に投開票される住民投票が県議選にも影響。旧今津町の石田VS旧新旭町の海東の地域戦争になっており、予断を許さない情勢だ。







