近江八幡市長 冨士谷 英正
統一地方選挙が3週間後と迫ってまいりました。平成の大合併以来、合併に合わせて首長選は行われましたが、市町議選はそれぞれの自治体の事情により、首長と同日選または特例による約1年後の実施とマチマチでした。
合併を行わなかった市町は従来通りの改選となり、その多くは統一地方選で改選を迎えます。県内では、首長選は豊郷町のみ、また市町議選は大津市、彦根市、近江八幡市、日野町の3市1町で行われ、投開票日は来月4月26日となっております。その前段に4月12日投開票日となる県議選が行われる予定です。
そこで従来と少し様相が異なりますのが、県議選での無投票選挙区の多さと、一方市議選での立候補予定者の事前説明会への参加数の多さであります。県議選の選挙区数は定数1の選挙区数が1、以下定数2が5、定数3が2、定数4が3、定数5が1、そして定数10が1、計13選挙区であります。うち無投票と予想されるのが4~6選挙区で、いずれも定数2、3の選挙区であります。市議選の3市は乱立気味ともいえる程、激戦区が多いようであります。
では何故そのようになったのか、私なりに考えてみますと、県議選については、立候補者の多くが現職議員であり、一般論として現職有利ということを強く思われている感がいたします。併せて、分権社会の推進により県行政の比重が以前より軽くなり、魅力が少なくなったと感じる方もいるのではないかと思います。
一方、市議選は地方分権推進により市という基礎自治体の任務、役割が以前と比較にならない程大きくなったことで、「私も市政に参加していいまちづくりに寄与したい。そのために市議になって頑張りたい。」と思われた方もいるようです。いずれにしましても、多くの市民の方々が市政に参加したいお気持ちを抱かれることは、大変歓迎すべきことです。熱い想いを胸に秘め、市議の哲学を議場で披瀝していただき、市長部局と意見を取り交わすことが、正に民主主義の王道を歩むことだと思います。
今日までは、どうかしますと議員は市長部局(理事者)側をチェック、監視する立場であるとの考えが余りにも強かった感がいたします。しかしながら、少子高齢化を迎えた今日では、厳しい財政の中、複雑、多岐に亘る住民サービスの向上を図らねばなりません。議員も市長部局も目的は同じであります。今後は責任をそれぞれ持ちながら、チェック、監視機能と併せて一層の政策論議を市長部局と大いにしていただければ、住民サービスの向上はもとより、市民の市政への関心はますます高まるものと考えます。是非、立候補予定者は一層のご理解をお願いいたします。






