東近江市長 小椋 正清
今年は東近江市が誕生して10周年を迎えます。平成17年2月11日に1市4町が合併し、翌年1月1日に2町が合流して現在の姿となりましたが、たいへんな英断をされ、言わば2段階連続合併を実現された当時の市町長をはじめ議会等の関係の方々に敬意を表する次第です。この先人の御労苦に応えるべく、この1年は合併後の振り返りをして課題を検証し、これからの東近江市のあるべき姿を示す大切な年にしていかなければなりません。
折しも、昨年日本創成会議から2040年には全国の自治体のうちほぼ半数が消滅する可能性があるとするショッキングなデータが公表され、早急かつ多様な少子化対策の重要性が指摘されました。
また、政府による地方創生の掛け声のもと、今年はどこの自治体も創生にかけて知恵を絞り、汗をかきつつ政策実現を目指すこととなりますが、これは地域間競争でもあり、地域間連携でもあると考えます。
一方で、私はかねてより疑義を感じていたのが「地方」という表現です。その定義は、国家の首都としての東京を中央とした場合の、それ以外の地域を包括する表現ですが、何故東京が中央なのか、そして私たちのまちが何故地方なのか。ここには単なる言葉の遣い方にとどまらない東京からのいわゆる「上から目線」があらゆる面で支配しているものと考えます。私たちは、自分の生まれ育ったまちこそが私たちにとって中央であり、地方と呼ばれる所以は全くないのです。地方創生を云々する以前に、このことをしっかり自覚したいものです。
本市には、素晴らしい自然と歴史、文化、伝統という地域資源が満ち溢れています。この資源を十分に活用してすべての市民のみなさんが夢を持ち、生き生きと過ごせるまちにしていくことが至上命題であることを改めて肝に命じつつ、市勢発展のため全力で取り組んでまいります。
2月11日には合併10周年の記念行事も開催させていただきますし、この1年は周年事業として様々な行事を計画しています。市民のみなさんにこぞってご参加いただき、ともに祝っていただける機会にしていきたいと思っております。






