竜王町長 竹山 秀雄
十月は陰暦で神無月と呼ばれています。日本全国津々浦々の神々様が出雲に集まられることから出雲以外の地域は神無月となり、出雲だけが神有月になる訳です。
本町では十月十一日(土)から十三日(月)の三日間、苗村神社の三十三年式年大祭が盛大に斎行され大勢の見物客で賑わったところでありました。
三十余郷の氏神様が三十三年に一度苗村神社にお集りになられての大祭ですので、準備等で多忙を極められた大祭委員の皆さまや、氏子の皆々さまを見守り続けて下さっていたことと併せますと、まさに本町は神有月の十月であったのではと思っています。
おりしも台風19号の影響が心配されましたが、予定されていた神事式典また祭事をおおむね無事に終了され、三日間で延べ約26,000人の人出があったとお聞き致しました。町の人口が12,600人ですので約2倍の方が大祭りを見て下さったことになります。私が子どもの頃は平均寿命が60~65歳位と言われており、父親が、“人の一生で苗村さんの大祭りが二度経験できたら幸福なんやぞ”といつも言っておりましたが、私はこの度の大祭が三度目となります。たまたまではありますが、前回は山之上連合区の代理者として薙刀踊りを奉納させていただき今回は町を代表して祝辞を述べさせていただいたところであります。三十三年の巡り合せの中で感謝の一言でございます。宮司様が“おまつりはこころのふるさと。人のこころをつないでいくのがおまつりです”といつもおっしゃっています。
三十三年ぶりに竜王へ帰って来られた方もあるのではないかと思いますし、ここ数年竜王町を離れておられた方が式年大祭で帰郷され、発展を続ける本町の姿に接して下さったこと等が宮司様のお言葉そのものではないかと思う次第であります。
三日間はあっと言う間に過ぎ去りましたが、町の皆さんが式年大祭を期して、力強く、新たな一歩を踏み出して下さることになったのは疑う余地のないものと思いますし、忘れ得ぬこころのアルバムが出来ましたことに感謝の念で一杯であります。






