日野町長 藤澤 直広
♪峠越えれば高原の山の青さが目にしみる♪高校の修学旅行で大分交通のバスガイドさんが教えてくれた歌の一節。別府温泉から九重高原をぬけて阿蘇山へ。美しい風景を眺めつつ歌いました。先月、九重町で「小さくても輝く自治体フォーラム」が開催されました。大分県の町村は4つしかなく有名な湯布院町も合併して今はありません。フォーラムでは「平成の大合併」を乗り越えて、元気にまちづくりに取り組む自治体が交流しました。小さい自治体だからこそできる自治があり、田舎には田舎の良さがあり、豊かな自然と伝統文化、何よりも人々の温かさがあります。
だからこそ、今、都市と農村の交流が注目されています。今年も修学旅行等で3000人以上が日野町に来てくれます。神奈川県のある中学校は京都駅から班毎に民泊家庭の近くの駅やバス停に来て二泊三日を過ごしました。離村式では「蛍を見た」「芋を植えた」と目を輝かせ「帰りたくな~い」と別れを惜しみます。田舎には助け合って生きる社会があります。体験と交流を通じて大きく育って欲しいと思います。
ところで、6月23日は69年前、沖縄戦で組織的な戦闘が終結した日。沖縄戦では県民の1/4が犠牲になったとも言われています。毎年行われる戦没者追悼式では「ひめゆり部隊」「鉄血勤皇隊」と同じ10代の若者が「平和の詩」を朗読し、不戦の誓いを新たにします。今、政府は、憲法解釈を変更し集団的自衛権(日本が攻撃されていないのに戦闘行為に参加する)を容認しようとしています。現憲法では認められないものであり、政権の都合によって憲法解釈を変更することは立憲主義に反するものです。戦後、平和主義を貫いてきた日本、再び若者を戦場に送ってはなりません。
修学旅行のバスの車中♪青春は太陽がくれた季節、燃やそうよ二度とない日々を♪とクラスの仲間と歌いました。若者が希望に燃えて青春を謳歌できる平和な国をつくるために力を合わせましょう。






