滋賀県議会議員 小寺 ひろお
今年度から通年議会制度に移行した滋賀県議会では、さる4月25日、おもに議長や委員長の改選、あるいは各議員の委員会所属を決定するための招集会議を開きましたが、まったく予期せぬ出来事が起こりました。それは自由民主党所属の6名と、民主党・県民ネットワークの12名、そして対話の会の5名、合計23名がなぜか結託して自民党県議団が決定した候補者を1票差で破り、同じ自民党県議団(当時)の赤堀義次議長を誕生させたのです。また同時に議会の紳士協定である申し合わせを無視し、今年も辞職せずに副議長を3年連続で務める山田和広副議長と合わせて異例の正副議長人事となりました。
自民党会派では、ひと月かけて選考委員会で検討された人事案を役員会、会派総会で決定し、他会派などの同意も得ながら招集会議当日を迎えました。会派所属の議員からは総会では異論はでず、また別会派の自民党颯新の会にも事前に了解をいただきました。それがふたを開けてみれば、自民党所属の6名の議員の裏切りと、彼らに同調した民主党と対話の会の「たくらみ」にまんまとやられてしまったというわけです。
彼らの目的はなんだったのでしょう。なぜ議長人事でこのようなことをしなければならなかったのでしょう。私はそれぞれの会派や個人に、それぞれの思惑があったのだと思います。昨年わが会派を除名されたり自ら離脱した議員で構成されている自民党颯新の会の目的は不明ですが、来る知事選挙をにらみ少しでも自由民主党を分裂させて勢力を弱め、その印象を悪くしたかった民主党と対話の会、派内からは人事や会派の決定に対する不満からきた造反ではないでしょうか。
私は地元で今回の議長選について「この大事な時期に議会は何をやっている。もっと他にエネルギーを使うところがあるだろう。」という趣旨のお叱りをたくさんいただきました。返す言葉もありません。私怨や不満、あるいは政治的な思惑からなる今回の議長選挙結果から、私たちは何を得て何を失ったのでしょうか。まずは自らの行動結果に対する県民への説明責任を果たし、信頼回復に努めたいと考えています。






