滋賀県議会議員 小寺 ひろお
東近江市在住の高校生3人が、さる3月に埼玉大学で行われた「ロボカップジュニア日本大会2014」で準優勝し、この夏ブラジルで開催される世界大会への出場チームに選ばれました。
ロボカップとは自律型ロボットの製作とプログラミング技術をサッカーゲームを通じて競い合うことで、次世代を担う技術者を育成しロボット工学や人工知能の融合、発展を目的とするものです。
今回ブラジルへ行く3人のロボカップとの出会いは、湖東地区にある西堀榮三郎記念 探検の殿堂のロボット教室に小学5年生ごろから通い始めたことだそうですが、それ以降も殿堂の協力、保護者の支えそして指導者の熱意により、今日までプログラミングとロボット製作の技術を習得してきたことが今回の快挙につながりました。
こうしたニュースを聞きますと、身近な地域に優秀な若者が育っていることに対して、素直にうれしくまた誇りに思うところですが現実には喜んでばかりいられないのが実態です。
実は私は昨年この大会を主催しているロボカップ日本委員会の役員である京都大学の先生のお話を伺いましたが、愕然としてしまいました。それはこうした事業が、実はほとんど研究者や技術者の熱意と危機感によって手弁当で行われており、このロボカップを通じて何とか次世代の育成と支援へのアピールをしているが限界に近づいている、政府や企業が危機感を持って支援しなければ、将来の日本の科学技術の見通しは暗い、というものでした。
また世界大会にいかれる保護者の方からは「事業仕分けにより予算が削られ旅費もままならない。一方で中国は軍事予算をこの事業に投入、韓国も国家プロジェクトとして優勝を目指している。日本だけがボランティアでやっているが、こんなことで将来の日本は大丈夫なのか不安になる。」と話をしておられました。これらのお話を聞かせていただき、うれしい反面、様々な課題が浮き彫りとなり、とても考えさせられる若者の活躍でした。






