本館前駐車場に建て替え 来年1月プレオープンへ
◇東近江
総合診療の家庭医と勤務医師による地域包括ケアの拠点をめざす東近江市蒲生医療センター(桜川西町)の新施設整備工事が十日、起工した。
現センターは昭和四十九年に百三十床の総合病院として建設され、老朽化や耐震性に問題があることと、医師不足などに伴う地域医療の崩壊を解消するために平成二十三年十一月に策定された「市立病院体制整備実施計画」で十九床の有床診療所に生まれ変わったことから、現センター前駐車場に新たに建て替える。
新施設は、鉄骨造二階建で、床面積二千五十二平方メートル。一階に外来診療科、薬局、検査室、中央処置室、在宅支援室、救急処置室、事務室など、二階は十九床の病室、ナースステーション、会議室、厨房などが配置される。
工期は十二月二十六日までで、来年一月にプレオープンを予定している。建設費(建築・電気設備・機械設備のみ)五億四千六万円。完成後、現センター本館(四階部分)は解体して駐車場となる。増築部分は新施設とつないで継続使用される。
起工式には、市、市議会、地元、建設、医療センター関係者約四十人が出席し、安全祈願祭で工事の安全と無事完成を祈った。小椋正清市長は式辞で「市民に安全安心の医療を提供することはもちろん、在宅医療を中心とする総合家庭医の充実により、今後の医療の在り方を示す先進的な役割を果たす施設にしていきたい」と述べた。河並義一市議会議長は「完成すれば、地域における包括ケアの実践、保健・介護・福祉の連携による在宅医療・在宅看取りの充実がよりいっそう図られ、地域住民の安定的医療を提供する基盤が整う。また、災害時の医療拠点となる」と、地域医療充実へ期待を示した。
(松村好浩)






