病院再生へ明るい一歩に 地域に根ざした病院運営
◇東近江
東近江市立能登川病院に一日、常勤医師二人が着任し、住民組織の「能登川病院をよくする会」は歓迎セレモニーで二人を迎えた。医師不足や存続問題などを抱え、地域に根ざした病院の再生を願う地域住民にとって明るい将来に向けた春の朗報となった。
今回着任したのは、副院長で小児科医長の辻井久氏と内科医長の林修平氏。三十年ほど前に旧能登川町国民健康保険能登川病院時代に小児科医として赴任経験をもつ辻井副院長は「思い出深い、あたたかい土地柄で、私の思いも深い。地域に根付いた診療で、原点に戻った。竹内孝幸院長、小椋正清市長の思いを実現する一翼を担うべく、貢献したい」と抱負を述べた。また、大阪生まれで愛知・岐阜の病院で勤務していた林医師は「大阪に帰ってから、やっぱり田舎で医療がしたい、それと、もう少し内視鏡の経験を積みたいとの思いから、こちらにお世話になることにしました。できれば、能登川に根付いていけたら」と居を移しての決意を示し、「あたたかく見守ってください。微弱ながらでも力になれればと思っています」とあいさつした。
セレモニーでは同会メンバーや病院関係者十五人が着任を祝い、川南博司会長が「昨年の今頃は常勤医師が四人になり不安だったが、その後、関係者の努力で整形外科と眼科の医師が、そして、今回新たにお二人の着任で、たいへん心強い。地域の住民も期待を寄せている」と地域住民を代表して感謝の気持ちを表した。藤居正博同会医師招聘チーム長も「待ちに待った常勤の二人の先生着任は、ありがたい思いでいっぱいです。ぜひ地域に溶け込んでください」と歓迎した。
竹内院長は「我々医療者は地域住民のみなさんあってこそ価値が出てくるもの。地域住民の健康管理と幸福をめざして病院を継続する」と二人を歓迎すると共に、地域住民の理解と協力を求めた。
(松村好浩)






