近江八幡市長 冨士谷 英正
年々、異常気象といわれる現象が世界各地で発生しております。正に地球規模での異変であります。例えば米国での竜巻や突風や山火事、中国欧州での大雨による洪水、豪州での長期化する山火事、熱波による死亡者等々、又、日本に於いても今夏は熱中症で救急搬送された人は全国で6万人近くにのぼり、四国の四万十市では気温が41℃を超えたと報道されました。そこへ集中豪雨(ゲリラ豪雨)、竜巻、突風、雷雨等が加わり、その被害たるやすさまじい数値となった事も報道されました。これらの現象は専門家の間でも大変関心が高く、このまま化石燃料(石油、石炭等)への依存が進むならば、地球温暖化も一層進み、特に気温が今より4℃ぐらい高くなれば、人間が生きるのに難しい環境になると警鐘を鳴らす学者も多くおられます。即ち地球温暖化とは化石燃料によるCO2排出量が高くなっている現象であり、このままの高い排出量を維持した場合には2050年頃には北極の氷がほぼ消滅し、海面は上昇し、海に浮かぶ島々には人が住む事が大変困難になるとの指摘もされております。しかし現段階では地球温暖化がどれだけ異常気象の原因になっているかのメカニズムの分析は正確にはされておりません。しかし必ずや地球温暖化と地球規模での異常気象との因果関係は明確にされるに違いありません。しかし一方では、地球温暖化のみをとらえた場合、必ずしも「悪」ばかりではないとの専門家もおられます。例えばニュージーランドでは気温が高いと草が早く伸び酪農にプラスだと言われ、ワインの生産等にもいいとされるなど、又、日本に於いても米作りが難しかった北海道が今や米どころになっているといった現象面をとらえての事であろうかと思います。しかし私共の使命は子や孫にいい環境を残す事にあります。その為にも生態系を元に戻せない変化には断固とした対応を講じなければなりません。又、各種世論調査が行われますが、日本の世論調査でも関心事のトップに気候変動に関する事は今のところ無い様であります。何故なのでしょうか?「今より気温が4℃上昇すれば海面は70数センチ上昇」とよく云われますが、これ全て人間活動がこの様な状況を醸し出している事に私共、いや全世界中の人々が真剣に考えねばならない事であります。10月に入っても真夏日30℃超の日々が数日続いたことから見ても、地球に大きな変化が日々押し寄せてきている事もしかり。もう一度繰り返しますが「私達は子や孫が安心して生きられる世界を残さなければならないと」…






