「わくわく合宿BOUSAI」小学生21人が実践通じ防災学ぶ
◇東近江
五個荘地区地域教育協議会(深尾智子会長)は十三、十四、十五日の三日間、同地区内の小学生を対象に「わくわく合宿BOUSAI」を五個荘コミュニティセンターで実施した。
例年行っていた通学合宿の発展形で、子どもたちが五個荘コミュニティセンターに寝泊まりしながら“防災”について学ぶという初の試み。同協議会が五個荘地区まちづくり協議会地域福祉事業部内に位置付けられているため、まち協役員も合宿をサポートした。
参加したのは、公募で集まった五個荘地区内の小学三年生から六年生までの男女計二十一人。
初日の十三日は、サバイバル作戦と題して、新聞紙とビニール袋で紙の食器を作って夕食のカレーを食べた。また、ティッシュ・サラダ油・アルミはくで作る簡易ランプに明かりを灯し、ゲームを楽しんだ。寝床は、避難所生活を体験するため、段ボールを敷いたり、間仕切りに使ったりと工夫し、それぞれが快適空間を作り上げた。
翌十四日は、能登川消防署消防救助係長の川副直輝さんが、人命を守る消防士の仕事について解説し、実際に使用している防火服や救助服、ヘルメットを持参して、子どもたちの関心を引き付けた。暑くて重い服を着用した子どもたちは「夏でも長袖なん」と目を丸くし、災害現場での過酷さを感じ取っていた。
そして、本題の“防災って何?”へ。川副さんは、東日本大震災発生から五日後に福島県へ入って救助活動した体験を被災地の写真を織り交ぜながら語り、過去の震災から学び、巨大地震を想定して事前に身を守る準備をしておくなど「減災」の重要性を説いた。
何よりも「生き残ることが大事」だとし、家族で避難場所や備蓄品について話し合ったり、地域の防災訓練に参加するなど、常に問題意識を持つ必要性も指摘。「防災を実践するのは、消防士ではなく、あなた方です」と強調し、学習のまとめとして「地震発生時、入浴中でした。すぐに飛び出しました。この行動は正しいですか」や「公園で遊んでいるとき、突風が吹き、竜巻が発生しました。近くに街路樹があったので身を寄せ襲来を待ちました。この行動は正しいですか」など地震・風水害・火災に関するクイズを出題し、子どもたち自身が正しい行動を考える時間も設けた。
友達に誘われ面白そうなので参加したという西澤毬乃さん(小学四年生)は「料理を作った後、この紙の食器で食べるのかと思ったけど、食べてみるとお皿がなくても『いける』と思った。段ボールも敷いてみたら、ゴロゴロしても気持ち良かった。自分たちでいろいろな物を作れることが分かり、楽しい合宿だった」と話していた。







