PTAが参加して炊き出し訓練
◇近江八幡
大災害時の広域避難所に指定されている八幡工業高校の中庭に防災かまどベンチが完成、二十日午前十一時から火入れ式と炊き出し訓練が行われた。
東日本大震災を教訓に同校建築科の生徒とOB、PTAが昨年十二月に計画を作成し、生徒らが設計とデザインを考え、今年二月から設置工事を進めていた。
完成したかまどベンチは、横二・八メートル縦六十五センチ、高さ四十センチの大きさで普段は、格子状に造った木型が上部にはめ込まれ、ベンチとして使う。製作費約二十万円。
三つの釜周囲には、コンクリート基礎の上にコンクリートの耐火ブロックを並べ、レンガ積みより作りやすく安価に仕上げられるのが特徴。同時に移動式のかまども製作した。
訓練には、生徒、OB、保護者、教員ら十人余りが集まり、琵琶湖西岸断層を震源とするマグニチュード八・〇の大地震が発生、校内の電気、ガスが使用出来なくなったいう想定で行われ、完成したばかりのかまどベンチに火を入れ、豚汁を作った。
かまど作りの指導にあたった同校OBで県建築士会青年委員会副委員長の野邑辰治さん(37)は「コンクリートの耐火ブロックを使うなど八工らしいアイデアで、かまど作りに取り組んだ。レンガ積みよりは安く作れ、量産化も可能なことから、要請があれば出かけていき、作っていきたい。万が一に備えて設置場所が増えることを望んでいる」と話している。






