動き出す今夏の参院選候補者選び
◇全県
今夏の参院選滋賀選挙区(定数1)は、再選を目指す民主党現職の徳永久志氏(49)に対し、共産党新人の坪田五久男氏(53)が出馬表明をしている。片や自民党県連は三十一日まで、候補予定者を公募中だ。すでに川島隆二県議(41)が応募している。日本維新の会では、いまだ県連づくりも進んでおらず、出遅れ気味だ。また政治団体「日本未来の党」の政策アドバイザーの嘉田由紀子知事(62)の動きも注目される。そこで各党の動きを追ってみた。 【石川政実】
維新 久保田氏が急浮上 未来 嘉田氏の動き微妙
自民党県連は三十一日まで、候補者の公募を行っている。この十五日には、同党の川島県議=長浜選挙区=が応募した。
川島氏は国政への思いが強く、昨年の衆院選では、2区の支部長公募に手を挙げ、上野賢一郎・衆院議員と競合した。結局、選考委員会で上野氏が選ばれて当選した。それだけに今回の参院選への意欲は並々ならぬものがある。また東京の大物女性も応募するとみられている。同党県連では、女性の国会議員が悲願だけに、川島氏にとっても気になるところだ。
このほかでは佐藤健司県議(39)=大津市選挙区=やS元県議の息子(44)=同=の名も取りざたされているが、佐藤県議待望論が出る公算もある。
昨年の衆院比例の滋賀県での得票は、自民党が約十八万二千票、日本維新の会が十五万三千票、民主党が十万五千票、日本未来の党が八万三千票、みんなの党が五万票、公明党が五万票、共産党が四万二千票、社民党が八千票、幸福実現党が三千票で、維新が自民とほぼ互角だった。
このため維新では、今月中に党の規約をつくり、二月には県連を立ち上げて参院選態勢を急ぎたい意向だ。県連会長には、先の衆院選で比例復活した岩永裕貴氏(39)が就任するとみられる。
また1区の支部長には先の衆院選で落選した奥村利樹氏(49)、3区の支部長には落選の久保田暁氏(44)が就くと予想される。二人の中では、参院選候補者として、久保田氏が有力か。
みんなの党は公募中だ。同党滋賀代表の蔦田恵子県議(51)が最右翼なものの、国政への意欲はないとみられる。また維新の会とみんなの党の選挙協力の行方も焦点に。
一方、未来の党は二十日、結成総会を都内で開き、阿部知子衆院議員の代表就任を了承した。代表だった嘉田氏は政策アドバイザーに退いた。嘉田氏が知事を辞めて参院選滋賀選挙区から出ることはほぼないが、比例代表に出る可能性はわずかに残っている。
いずれにせよ、遅れていた参院選の候補者選びは、来月になれば一挙に動きそうだ。






