石田・東北大学大学院教授が子供たちに分かりやすく
◇近江八幡
東北大学大学院環境科学研究科の石田秀輝教授から「自然のすごさ」を学ぶ実験教室が十六日、近江八幡市大中町のメリー保育園で開かれた。
近江八幡ロータリークラブとアスクネイチャー・ジャパンが、自然界の生き物が生存していくために備えたすぐれた仕組みについて楽しく学ぶ機会を子供たちに提供しようと開いた。午後一時から始まった教室には、事前に申し込んだ小、中学生三十四人が参加。
石田教授は、パワーポイントを使って子供たちに分かりやすく、地球温暖化について解説。地球は二十年間で一度C上昇し、一度上がることで氷河が溶けてなくなっている。地球の環境変化が水不足を招き、食糧不足も起きて人間が生きていけなくなることや地球環境を守るための身近な自然の営みなどを紹介した。
また、野原に自生しているオナモミの実が、セーターやジャンパーなど布地の種類によってひっつき方に違いがあることを実験で確かめ、その仕組みがマジックテープなどに応用されていることや、カタツムリの殻の表皮は、油が付いても水で簡単に流し落とせる不思議な仕掛けがあることなどをクイズを解きながら紹介した。
また、ハチの巣が六角形のハニカム構造になっているのは、最も軽量で強固な構造体であることを、紙を折ったハニカム構造を子どもたちに作らせ、どれだけの重さに耐えられるかの実証実験を見せて証明した。
実験では、紙で作った三角形、四角形、六角形のハニカム構造体のそれぞれに水の入ったペットボトルの数を増やして加重をかけたり、子供たちが体重別にそれぞれのハニカム構造体に乗って強度を比較。石田教授は、なぜ六角形が最も強いのかの理由を解き明かし、身近な自然の中で見られるすごさを伝え、子どもの興味と関心を引きつけた。






