比例で民主、維新1議席ずつ
第四十六回衆院選の投開票が十六日行われ、湖国でも自民が全選挙区で勝利し、勢力図を大きく塗り変えた。県内の投票率は、政治不信などの影響で六一・七六%(前回七○・六五%)へ大きく落ち込んだ。
1区(大津市、高島市)
当 大岡 敏孝40自新 67259
川端 達夫67民前 60921
奥村 利樹49維新 43003
節木三千代54共新 19643
西田 幸光55無新 2048
大岡氏が自民追い風に加え、中盤からフル稼働した公明の支援を受け、着実に票を伸ばし初当選した。民主重鎮の前職川端氏は連合を核にして組織を固めて巻き返しを図ったが、まさかの敗戦となった。奥村氏は無党派層への浸透で健闘したが、最後まで態勢の弱さが響いた。節木氏は共産支持層以外への広がりに欠けた。西田氏は知名度不足で厳しかった。
2区(彦根市、長浜市、東近江市の2区、米原市、愛知郡、犬上郡)
当 上野賢一郎47自元 67182
田島 一成50民前 48924
世一 良幸52み新 26978
中川 睦子54共新 12084
1区から出身の2区へ移った上野氏が、しこりのあった自民組織をまとめあげ、公明の援護も受け、最後まで優勢を保った。前職田島氏は基盤の労組をまとめきれず、上野氏や世一氏への流出を許してしまった。世一氏は第三極の受け皿をアピールしたが、無党派層へ浸透しきれなかった。中川氏は脱原発を訴えたが、最後まで苦しかった。
3区(草津市、守山市、栗東市、野洲市)
当 武村 展英40自新 57828
比 三日月大造41民前 53257
久保田 暁44維新 32281
西川 仁65共新 9828
武村氏は経済再生を前面に出し、自民と公明の支持層を固め、無党派層の一部にも浸透して、前職三日月氏の猛追を振り切った。三日月氏は連合などの組織を固めたものの、無党派離れで競い負けた。比例で復活当選した。久保田氏は出遅れたものの、無党派層を取り込んで急追したが、及ばなかった。西川氏は共産支持層をまとめるにとどまった。
4区(近江八幡市、旧愛東・湖東町を除く東近江市、甲賀市、湖南市、蒲生郡)
当 武藤 貴也33自新 57049
比 岩永 裕貴39維新 47715
奥村 展三68民前 44231
西沢 耕一34共新 12674
小西 理54無元 12308
武藤氏が、自民・公明の支持層を取り込み、さらに若者層の一部も吸収して初当選した。岩永氏は無党派層だけでなく、自民や民主の支持層にも食い込んで、比例で復活当選した。奥村氏は、民主支持層を固めて挽回を図ろうとしたが、若手に水をあけられてしまった。小西氏は出身の近江八幡でも伸び悩んだ。共産新人の西沢氏は最後まで知名度不足で苦戦した。






