16日投開票の衆院選情勢分析
◇全県
衆院選は終盤戦に入り、投開票日の十六日が目前に迫ってきた。民主党県連は、四人の衆院議員(前職)と二人の参院議員(現職)を抱える、全国でも有数の“民主王国”だ。しかし国会議員が一人もいない自民党県連の公認候補が追い風に乗り、県内四選挙区で議席を奪還する勢い。逆に民主は、比例復活も含めて一~二議席がやっとだ。片や日本維新の会は、態勢の遅れや自民の追い風でやや伸び悩み、共産、無所属候補も苦戦している。(敬称略) 【石川政実、高山周治】
民主、比例復活含め1~2議席確保か
猛追の維新、苦戦の共産、無所属
1区 (大津市、高島市)
奥村 利樹49維新新
西田 幸光55無新
節木三千代54共産新
川端 達夫67民主前<8>
大岡 敏孝40自民新
大岡は先週まで、九選を目指す前職川端に五千票以上のリードを許していたが、今週に入って公明がフル稼働し、そこに自民追い風で頭一つ抜き出ている。川端は、連合を核に組織を固め猛追。維新の奥村は、体制の弱さが響いていま一歩伸び悩んでいる。節木も共産党支持の七割を固めたが苦戦。無所属新人で歯科医師の西田は、知名度不足で厳しい。
2区(彦根市、長浜市、東近江市の2区、米原市、愛知郡、犬上郡)
中川 睦子54共産新
世一 良幸52みんな新
上野賢一郎47自民元<1>
田島 一成50民主前<3>
1区から出身の長浜を含む2区へ移った自民元職の上野が、しこりのあった自民支持層をまとめ、公明も固めて優勢。民主前職で四選を目指す田島は民主支持層を十分固めきれずリードを許している。これに二大政党を批判して第三極受け皿を強調する元環境省職員でみんな新人の世一が追い上げ、脱原発の共産新人の中川が続く。
3区(草津市、守山市、栗東市、野洲市)
三日月大造41民主前<3>
武村 展英40自民新
西川 仁65共産新
久保田 暁44維新新
自民新人の武村が経済再生を前面に出し、保守層のほか無党派層にも食い込み、接戦から頭一つ躍り出てきた。四期を狙う民主前職の三日月は、JR西日本労組の支援で序盤は調子を上げたがここにきて一服し、やや勢いが鈍りつつある。これを台風の目の維新新人の久保田が猛追しており、二位につける可能性も。共産新人の西川は苦戦。
4区(近江八幡市、旧愛東・湖東町除く東近江市、甲賀市、湖南市、蒲生郡)
小西 理54無元<2>
西沢 耕一34共産新
武藤 貴也33自民新
岩永 裕貴39維新新
奥村 展三68民主前<3>
追い風に乗る自民新人の武藤は、自民と公明の支持者を固め、若い世代も取り込み、一歩リード。それを追う民主前職の奥村は、民主への逆風をもろに受けるが、民主支持層をほぼ固めて肩を並べつつある。猛追の維新新人の岩永は風頼みだが、無党派層への浸透がいま一歩のため、父親の峯一が動いて、混戦模様に。新人の小西は、出身の近江八幡市で根強い人気を見せるが伸び悩む。共産新人の西沢は、知名度不足で苦戦している。






