アール・ブリュット常設展示
◇全県
美術の専門的な教育を受けていない人が内側から湧きあがる衝動のまま表現した芸術「アール・ブリュット」(生の芸術)の魅力を多くの人に知ってもらおうと、県はこのほど、県庁本館正面玄関階段踊り場(大津市)でアール・ブリュット作品を常設展示している。
県では「ふらっと美の間」と命名し、今月は県庁本館を皮切りに県立大学図書情報センター入口(彦根市)、文化産業交流会館正面入口(米原市)、ピアザ淡海一階エスカレーター前(大津市)など三か所、八~九月は大津市の県立図書館など四か所で順次、作品展示を行っていく。
展示作品は、ボーダレス・アートミュージァムNO―MA(注)の協力を得て、滋賀県の作家および国内外の展覧会に出品された作家の作品を中心に、アール・ブリュットの魅力をより強く伝えることができる作品を展示するもの。展示方法は一箇所につき平面作品・立体作品合わせて五点程度展示し、年度内に一回展示替えを行う。
また、関連イベントとしてアール・ブリュットパネル展示およびDVD上映が、県庁本館一階県民サロンで今月二日~三十一日まで行われている。
問い合わせは、県「美の滋賀」発信(TEL077―528―3333)へ。
(注)ボーダレス・アートミュージアムNO―MA=近江八幡市の歴史ある昭和初期の町屋を和室や蔵などを活かして改築した県社会福祉事業団が運営する美術館。障害のある人の表現活動の紹介に留まらず、一般のアーティストの作品と共に並列して見せることで「人の持つ普遍的な表現の力」をリアルに感じることができる。「障害者と健常者」「福祉とアート」「アートと地域社会」など、様々なボーダー(境界)を超えていくということを目指して、様々な企画展や取り組みを行っている







