八幡和郎氏著
◇全県
薄っぺらな政治エリートだけにこの国をまかせられるのかー―。滋賀県出身の評論家、八幡和郎氏は、新刊「松下政経塾が日本をダメにした」(本体千円)を幻冬舎から出版した。
二世と官僚と労働組合幹部が圧倒的だった日本の政界に、カネ、地盤、カンバンなしでも政治家になれる道を開いた松下政経塾はたいしたものだ。
だが、そのブランドとしての成功は、本人の資質、経験、見識と無関係に分不相応なポストにつかせ、国民はレベルの低い素人政治のもたらしたツケに苦しんでいる。
前著である「世襲だらけの政治家マップ」の返す刀で政経塾をまな板にのせて、その功績を認めつつも偉大な経営者・松下幸之助の託した夢からはほど遠い彼らの実態を明らかにしている。
その最大の問題は「促成栽培」だとするが、それならいま流行の橋下塾などはもはやお湯をかけてもらっただけの「即席ラーメン」。 勉強することは悪いことではないが、それに参加しただけで票が取れるようになっては世も末だ。







