県、国に方針を報告
◇全県
高島市朽木の安曇川支流で計画されている県営北川ダム建設事業について、県は「事業を一旦中止し、河道改修を先行する」方針を決定し、先月三十日、国に報告した。
平成二十二年九月、国土交通大臣から県に「ダム検証」を行うよう要請があり、県は検証作業を行い、河道改修を先行させる案が低コストで最も早く効果が出ると検証結果を取りまとめた。この結果をもとに、地域の関係住民や高島市、学識者、公共事業評価監視委員会の意見を求めて、県の方針を「一旦中止し、河道改修を先行する」と決定した。
安曇川の治水対策については、当面の整備目標を三十年に一度の大雨に対処するために、河道改修を天井川区間で最優先に実施する。とくに天井川区間については、堤防点検を行い、必要な堤防強化対策を行う。
改修区間外においても、堆積土砂の撤去、樹木伐採、護岸補修などの維持管理を確実に実施する。河道改修を行う際には、地下水利用などの地域の暮らしや歴史・文化との調和、生物環境の保全や創出などにも配慮する。
このため県では来年度に安曇川を含む湖西圏域の河川整備計画を、関係住民と協議して策定していく。またダム建設予定地の地域振興については北川ダム建設事務所を残して地域振興事務所として高島市と協力をしながら取り組んでいくとしている。






