東近江市では3社が世紀超え 明治45年からの長寿企業
◇全県
滋賀県内には、業歴百年を超える「長寿企業」が三百九十八社あり、うち、二〇一二年には新たに二十四社が創業百周年を迎えて長寿企業に仲間入りする。
民間情報調査会社・帝国データバンク滋賀支店が、企業概要データベースを基に創業から三〇、四〇、五〇、一〇〇周年など、一つの節目を迎える県内の企業を集計し、業種別、地域別、年商規模別を分析。その結果を公表した。
それによると、ことし創業から大きな周年の節目を迎えるアニバーサリー企業は、県内に千百十五社あり、このうち、最も業歴が長いのは、創業一五〇周年を迎える紀乃安金物店(守山市)と上原酒造(高島市)の二社。一四〇周年には、杢兵衛造船所(大津市)、一三〇周年には吉田酒造(高島市)などがある。
創業一〇〇周年を迎える会社は、大津市内の四社で最多。次いで近江八幡市と東近江市がともに三社。四位は彦根市、長浜市、甲賀市、高島市、犬上郡が各二社。草津市、湖南市、蒲生郡、愛知郡がそれぞれ一社の計二十四社となっている。
東近江市内で創業百年を迎えるのは、小売業のフタミヤ(八日市本町)とツカモト(五個荘北町屋町)、寝具製造の河崎織物(山路町)の三社。河崎織物は、同社のホームページによると、明治四十五年(一九一二年)創業。河崎耕次初代社長が、それまで手作業で行われていた経糸を染める捺染(なせんぞめ)技法を機械化。量産を可能にして事業を始めた。
大正末期には織物業にも取り組み、事業を拡大。その後、近江ちぢみのギフトや婚礼商品、旅館等の業務用商品を開発。製造販売の一環体制を整え業績を伸ばした。現在は、新しい寝具の商品開発と製造などに力を入れている。
創業百周年を迎える二十四社を年商規模別にみると、一億円未満が十一社で最多。一億円以上十億円未満十社と合わせて年商十億円未満が二十一社を数え、全体の九割近くを中小企業が占めている。
県内の企業では、五年刻みで創業を祝うケースも少なくないことから、実際にはさらに多くの企業が二〇一二年に周年の大きな節目を迎えることになる。






