V字型の回復後、足踏みへ
◇全県
滋賀銀行のシンクタンクである(株)しがぎん経済文化センター(大津市、伊藤庄蔵社長)はこのほど、十~十二月期の「県内企業動向調査」結果をまとめた。調査は先月七日から二十一日まで、県内の企業千社を対象に実施し、有効回答は五百三十二社(有効回答率五三%)。
それによると、現在(十~十二月期)の業況判断DIはマイナス二四で、前回調査(七~九月期)のマイナス二二から、二ポイントの下落で、ほぼ横ばいとなった。前回は、部品や製・商品の生産、物流が震災前の水準に戻ってきたことや新興国を中心とした海外向けの輸出が好調なためV字型の回復となったが、その後の電力問題や歴史的な円高、タイの洪水などによって、景況感の回復は足踏み状態にあるとみられる。
業種別でみると、製造業はマイナス八ポイント(マイナス一四→マイナス二二)と下落したのに対し、建設業はプラス九ポイント(マイナス四五→マイナス三六)と上昇、非製造業はプラス一ポイント(マイナス二二→マイナス二一)で横ばいだった。
製造業のなかでは、前回(七~九月期)に回復をみせた金属製品、電気機械、輸送用機械が再び下落、化学も下落した。これは、歴史的な円高による輸出の減少やタイの洪水により受注先からの注文が減少したためとみられる。
三か月後(十二年一~三月期)の業況判断DIは、製造業はマイナス一四ポイントのマイナス三六、建設業はマイナス一三ポイントのマイナス四九、非製造業はマイナス一四ポイントのマイナス三五となり、全業種とも大幅に下落見込みで、全体でもマイナス一四ポイントのマイナス三八となる見通し。






