蒲生北小に「炊き出しかまど」
◇東近江
蒲生地区まちづくり協議会ひだまり部会の“共助から自助に向けた災害に強~いまちづくり事業”のモデル地区指定を受け、蒲生北小学区の二次避難場所となっている蒲生北小学校図工室横の砂場で「炊き出しかまど」の製作が進められている。
昨年度から始まった同事業は、各家庭・自治会単位で地域防災力を高めるのがねらいで、県立彦根工業高等学校都市工学科の防災かまどベンチを参考にした“炊き出しかまど”の製作モデル地区を選定し、材料費補助やひだまり部員による作業協力を行うというもの。
今年度のモデル地区は、田井町自治会(十六日に防災訓練実施)・長峰東二区自治会(十六日に自主防災役員による炊き出し実施)・桜川西自治会の三自治会と蒲生北小学校。
中でも、防災教育の一貫として取り組む蒲生北小学校は、蒲生地区内で初となる公共施設での設置。石山裕雄校長は「かまどを使う事態が起こっては困るが、子どもたち自身が想像力を膨らませて被災者の心情や自助・共助に思い巡らせながら防災意識を高め、その輪が各家庭へと広がっていけば」と語り、避難訓練のときに炊き出しかまどの設置意義を児童に伝える計画だという。
蒲生北小の炊き出しかまど二基(五口)は、ひだまり部会員と教諭、PTA役員が中心となって製作中で、九月二十四日に土台作り、今月二日に耐火レンガを積み上げ、十日に仕上げ作業を行い、完成させる予定。
ひだまり部会の寺嶋嘉孝部会長は「以前より自治会意識も変わってきて、炊き出しかまどなど形や行動に移してもらえるのが何よりもうれしい」と手ごたえを感じ、「各自治会に入って世間話をしながら作業支援する中で、新たな課題を見つけることができる。防災頭巾講習会の実施や命のバトン事業の検討、新春講演会(来年二月開催予定)開催といったひだまり部会の取り組みを通して、防災について意識し考えてもらう機会を提供し続けていきたい」と話していた。







