住民「汚染原因を除去して」と反発
◇全県
県はこのほど、有害物対策が検討されている旧RD産廃最終処分場(栗東市小野)で三月、タール臭のする内容物を詰めたドラム缶十六個が地中から見つかったと、旧RD最終処分場有害物調査検討委員会(委員長・樋口壮太郎福岡大学大学院教授)で報告した。
この調査は、RD社(破産)の元従業員の証言をもとに、場内東側焼却炉付近の四か所で掘削したもので、ドラム缶は三月四日、焼却炉東側付近の地中一・七―三・六メートル付近で見つかった。
ドラム缶はつぶれていたが、半液状のタールのようなものや、焼却灰が一部残っていた。ドラム缶は特殊な袋に入れて屋内保管し、内容物については成分分析を行っている。
このほかにも埋まっているドラムが地中にいくつか見えたが、掘り出さず埋め戻した。
これに対して、汚染原因の早期除去を望む周辺住民代表からは「掘削した穴の側面でみえていたドラム缶を対策工事まで放置しておくのではなく、すぐにでも掘り出してほしかった」という意見も出ていた。
これについて県は「二次調査で範囲を特定し、対策工事での除去を検討する」と説明している。
大阪市立大学大学院特任教授の畑明郎氏は「ドラム缶の内容物は同一ではないので、掘り出したドラム缶の内容物で埋まっている他のドラム缶の内容物を推測することはできない。より危険な有害物が入っていることも予測して、まず掘り出して一時保管をすることが、予防原則だ。ドラム缶を地下に残置することは、地下水への汚染を放置することにつながる」と指摘している。






