本紙が県議選直前予想
◇全県
県議選は四月一日に告示、十日に投開票される。
現職36人、新人32人、元職5人の計73人が出馬の予定だ。
本紙の直前予想の獲得議席は、自民が23で、変動幅がプラス、マイナス1(現有20)、民主が15でマイナス1(17)、対話が3でプラス2(4)、共産2でプラス1(3)、公明2(2) 、無所属1(1)、みんなが1でマイナス1(ゼロ)と自民が復調、民主が落ち込み、公明が堅調、対話が一進一退、共産が低迷している。
まだ有権者の四割が決めておらず、投票率も大幅に下がり、順位は変動も。敬称略。
(順不同。民=民主党、自=自民党、公=公明党、共=共産党、対=対話の会、み=みんなの党、国=国民新党)無所属以外は、原則公認。
ただし推は、推薦。年齢は四月十日現在。
目片ら上位6人、当選圏内へ
佐藤ら5人がサバイバル戦
【大津市(定数10)】
佐野 高典 62 自・現3
山本 進一 56 自・新
佐藤 健司 38 無新=自推
目片 信悟 45 無新=自推
岡崎 基子 69 民・現2
柴田智恵美 54 民・現1
成田 政隆 36 民・現1
梅村 正 61 公・現5
粉川 清美 57 公・現1
節木三千代 52 共・現1
小島 義雄 65 共・新
沢田 享子 62 対・=社推
石塚 政孝 52 対・新
蔦田 恵子 49 み・元2
前川 佳彦 66 無・新
礒田 武彦 50 無・新
自民推薦で無所属新人の目片は、市南部をまとめ一万票の大台に乗せてトップを走る。これに続く自民現職の佐野は、危機感から後援会が締まり安定した戦いだ。苦戦が伝えられた民主現職の岡崎も、旧志賀町をまとめて好調だが、あと一歩が明暗分ける。公明現職の梅村と粉川は、創価学会票をほぼまとめ、中小企業経 営者らへの電話作戦にも力を注ぐ。後続の民主現職の柴田は、東レを中心に組織選挙に徹し七千票台につけてきた。対話現職の沢田は、ようやくエンジン全開で、電話や手紙作戦に注力する。
この上位七人のうち、岡崎を除きほぼ当選ラインだが、八位の自民推薦で無所属新人の佐藤、九位の民主現職の成田、震災の影響で十位と伸び悩むみんなの元職の蔦田、十一位の自民新人の山本、十二位の共産現職の節木の五人が横一線で三議席を争う。 山本は、引退する世古正票の引き継ぎが課題だ。これに遅れて共産新人の小 島、対話新人の石塚、無所属新人の礒田、前川の順で続く。低迷の共産は一議席死守のため節木に一本化も。石塚は岡崎に阻まれ旧志賀町をまとめきれない。投票率は四〇%前後か。
【石川政実】
トップの山本に迫る奥村、山田
最後の席争う西川、駒井
【草津市(定数4)】
山田和廣 62 自現2
奥村芳正 53 自現1
山本 正 52 民新
西川 仁 63 共現1
駒井千代 37 対新
民主新人の山本は、引退する民主の出原逸三の票をほぼまとめて九千票の大台。自民現職の奥村は、市議八人と連携し全市的な展開で八千三百票に乗せてきた。自民現職の山田も、草津高同窓会や草津市体育協会を固め八千票と肉薄している。やや遅れて共産現職の西川が、地元・旧老上学区を中心に七千票で逃 げ切り態勢へ。これを追って対話の会新人の駒井が嘉田知事の応援で五千六百票まで迫ってきた。投票率は三九%程度か。【石川】
トップ大井に迫る 保守の岩佐・藤木 小川が女性票吸収へ
【守山市 (定数2)】
岩佐弘明 56 自新
大井 豊 58 民現2=国推
小川泰江 48 対新
藤木 猛 46 無新
トップ走る大井は、岩佐と藤木のデッドヒートのあおりを受けやや足踏み。出遅れた小川は知名度アップに懸命だ。大井は農村部で岩佐・藤木に食い込まれる。岩佐は市中心部を攻め市長選の流れを呼び込んでいる。藤木は旧集落の支持を掘り起こす。小川は嘉田知事の応援で女性や新住民への浸透図る。 【高山周治】
12年ぶりの選挙戦
吉田に続く山本、荒川 出遅れる冨波
【野洲市 (定数2)】
吉田清一 63 自現4
山本 剛 49 民新=社推
冨波義明 56 対新
荒川泰宏 58 無新
先行の吉田に山本と荒川が続き、これに冨波が追い上げる。吉田は旧中主町を引き締め、旧野洲町北部へ攻勢。山本は出身の小篠原学区から支持を広げ、民主議席の継承に必死。これを追って荒川は野洲・北野・三上学区を中心に戦う。出遅れた冨波は無党派層やスポーツ関係で支持拡大に躍起。【高山】
政党対立が鮮明 トップ西川に迫る富田
3位家森を追う田中
【甲賀市 (定数3)】
家森 茂樹 59 自現4
富田 博明 59 自新
西川 勝彦 66 民現2=対推
田中松太郎 38 民新 =対推
トップを走る西川に富田が迫り、これに家森が続く。一歩遅れて田中が激しく追い上げる。西川は民主色を薄め、信楽町を攻めて余裕の上積み。富田は水口・土山町でローラー作戦を展開し、茶業関係にも浸透。家森は膝元の甲賀町を固め、甲南・信楽へ全力。田中は甲南を中心に若者世代への浸透に懸命だ。【高山】
トップ独走の中沢 追い上げる細江、江畑
西村、中川を振り切るか
【彦根市(定数4)】
西村 久子 67 自現1
細江 正人 64 自新
中沢 啓子 52 民現3=対推
江畑弥八郎 56 民現1=対・社推
中川 睦子 53 共新
民主現職の中沢は、市民活動の人脈と嘉田の力で九千票台を突破しトップ当選が確実。自民新人の細江は市議四人で全市を固め、七千票の二位に。民主現職の江畑は、逆風をモロに受け六千五百票どまりで三位に。自民現職の西村は、底力を発揮して六千 票に乗せ逃げ切りへ。これを追う共産新人の中川は、市議との連携に課題。投票率は三八%か。 【石川】
前回と様変わり大野が辻を一歩リード
【犬上郡 (定数1)】
辻 孝太郎 66民現1=対・国推
大野和三郎 55無新=自推
大野が辻を一歩リードする。辻は嘉田知事を迎えた決起集会を開き、民主カラーを抑えて多賀町を固め、甲良町で支持を掘り起こす。勢い増す大野は地元・豊郷をまとめ、甲良町で辻と激突。多賀の一部にも浸透している。【高山】
西川を辻村と赤堀が猛追
出遅れ響く礒谷
【米原市 (定数2)】
辻村 克 70 自現4
西川敏輝 62 無現1=民・対・社・国推
赤堀義次 73 無元3
礒谷 晃 50 無新
激戦区の旧米原町でやや先行の西川に、辻村と赤堀が肉薄し、それに礒谷が続く。辻村は伊吹と山東の大半を引き締める。西川は嘉田知事とのパイプをアピールし旧米原東部中心に支持拡大。赤堀は旧の米原・近江で浸透を図り健闘。礒谷は産業活性を訴える。
【高山】
川島に迫る青木、大橋 押谷、丸岡、野田競る
追うベテラン中川
【長浜市(定数4)】
川島隆二 39 自現1
野田藤雄 65 自現1
青木甚浩 48 無新=自推
大橋通伸 53 民新=社・国推
押谷友之 61 対新
丸岡和世 60 共新
中川末治 66 無元4
自民現職の川島は、父親(前長浜市長)と自らの後援会の二刀流でトップを走る。これに肉薄する無所属新人の青木は、藤井勇治長浜市長の全面支援と自民推薦で勢いづく。民主新人の大橋は、引退する田中章五との連携に課題を残し三位に。四番手の対話新人の押谷は、引退 する角川誠の票を六割固めた。共産新人の丸岡は、旧東浅井郡や旧長浜市で浸透し押谷にあと一歩。後続の無所属元職の中川は、字単位の世話人会がフル稼働。 迷った野田が出馬し、旧伊香郡がまとまれば勝機も。 【石川】
3選挙区で 無風の公算大
【栗東市 (定数2)】
三浦治雄 68 自現5
九里 学 47 民現1=社・国推
三浦と九里の現職二人のみで無風の公算。三浦は市議選と連動。九里はミニ集会や街宣を重ねる。【高山】
【湖南市 (定数2)】
生田邦夫 63 自現1
谷 康彦 69 民現2
立候補予定は谷と生田のみ。谷は地元・下田から後援会を再整備。生田は行財政改革を訴える。【高山】
【高島市 (定数2)】
石田祐介 46 自現2
清水鉄次 54 対現1
出馬の動きは石田と清水のみ。石田は県南北の地域格差の解消を、清水は四年間の実績を掲げ県との連携強化を訴える。【高山】
相次いで2人追加 乱戦で不透明感
【東近江市(定数4)】
宇賀 武 62 自現2
小寺裕雄 50 自元1
山田 実 60 民現2
田中砂月 49 対新
木沢成人 38 無現1
諏訪一男 68 無新
中島 敏 63 無元3
早くから公認候補を擁立した自民党の宇賀、小寺は前回の自民党票が得られれば安全圏。二人公認を断念した民主党の山田は、地元労働組合の組織再編のために動きが鈍く苦戦しているが、四月から新組織が動けば当落線上。無所属で立候補した木沢は、地元旧蒲生町で自民系市議や若手支持者に支えられ善戦。諏訪は「旧五個荘町から県議を」の声で地域を中心に活動するが苦戦。八日市、能登川地区での支持拡大がカギ。
対話の会公認の田中は、知名度の低さと出遅れで浸透していない。嘉田知事がてこ入れをし、学童保育の関係で共産系支持者が動けば当落線上。一週間前に立候補を表明した中島は、知名度があり出遅れを一挙に挽回する勢い。【畑多喜男】
高木が独走4人で2議席 僅差で続く
【近江八幡市(定数3)】
中谷哲夫 69 自現1=対推
有村國俊 46 自新
高木健三 68 自新
今江政彦 56 民現1=民・対・社推
小川広司 62 共新
高木が他の追随を許さない勢いでトップを独走。残る四人があとの二議席を奪い合う。今江、中谷、有村が横一線で並んで続くが、自民・民主・公明票の動きや、投票率が低くなれば、小川が滑り込む可能性もあり得る。【松村好浩】
自民対嘉田派 山田追う井阪
【蒲生郡(定数1)】
山田尚夫 64 自現2
井阪尚司 57 無新=対支持
固い保守地盤を土台に三選を目指す山田に、嘉田知事肝いりの井阪が民主と奇襲攻撃を仕掛けるも、知名度不足克服がカギ。【櫻井順子】
町2分の激戦 民主・自民ゆずらず
【愛知郡(定数1)】
西澤 桂一 70 民現1=対推
宇野太佳司 60 無新=自推
民主現職の西澤と自民新人の宇野が町二分の戦いに挑む。新風吹き込む自民に、流れ堅持の民主が立ちはだかる。【村田洵一】






