蒲生寺町 10月3日に防災訓練
◇東近江・蒲生
蒲生地区まちづくり協議会ひだまり部会(寺嶋嘉孝部会長)から“共助から自助に向けた災害に強いまちづくり事業”のモデル地区指定を受け、蒲生寺町の自治会(角貢会長、四十三軒)が十五日、同地区内で第一号となる「炊き出しかまど」を完成させた。
同事業は、地域防災力を各家庭さらに自治会単位で高めるのが狙い。県立彦根工業高等学校都市工学科の防災かまどベンチを参考にした“炊き出しかまど”の製作モデル地区に選ばれると、材料費補助やひだまり部員の作業協力といった支援が受けられる仕組み。
選考の結果、モデル地区指定を受けたのは、蒲生寺町と下麻生町(十月中旬から作業開始)、鈴町(十月下旬から作業開始)の三自治会。
いち早く完成させた蒲生寺町は、自治会と明るいまちづくり委員会(西川一男委員長)、四十から六十歳代で構成する“あゆみ会”(向井弘会長)が連携して製作を担い、今月一日に土台作り、四日に耐火レンガを四段積み上げ、十五日には仕上げの五段目を積み終えた。
昨年、同事業の予算化の話を耳にし、選考に漏れても製作することを考えていたため、同町の避難場所でもあるマーメイド広場には、地元大工の全面協力を得て、あゆみ会が今春手作りした可動式の屋根が設置済み。
炊き出しかまど一基(三口)の大きさは、横二百四十九センチ、縦六十九センチ、高さ三十七センチで、炭を使った炊き出しのほかに、通風口からガスボンベの管を通せばコンロも使用できる工夫が施されている。
同自治会の向井晃一副会長は「地域のみなさんに好評であれば、もう一基(三口)作る計画もある。かまどを使わなければならないほどの災害が発生しないよう願いつつ、バーベキューなども企画して住民が交流を深める場にしていきたい」と話していた。
同町は、十月三日午前六時から地震を想定した「防災訓練」を行い、炊き出しかまどの火入れ式も兼ねて参加住民に豚汁を振る舞う予定。







