藤澤町長に世界大会の結果報告
◇東近江・日野町
スロバキアで開催された国際カヌー連盟主催「ピースタニー国際レガッタ」(五月二十一~二十三日)に出場した県立八幡商業高等学校三年生の坂田真選手(17)=日野町在住=が三日、日野町役場を訪れ、藤澤直広町長や奥村薫教育長に試合結果を報告した。
坂田選手は、“五百メートルカヤックシングル”と“千メートルカヤックシングル”、“千メートルカヤックフォア”の三種目出場に向け練習を積んできたが、大会会場が十年に一度という洪水に見舞われ競技種目が急きょ変更となり、“二百メートルカヤックシングル”と“二千メートルカヤックシングル”に出場した。
ベストコンディションで迎えた夢の舞台での想定外の展開にも「しょうがない。やってやろう」とすぐに気持ちを切り替え、平常心を強く意識して二種目に挑んだ。
二百メートルカヤックシングル予選では、トップを疾走していたが、ゴール地点を間違えて惜しくも二位。目標の準決勝進出を逃し、「その時は『やってしまった』という気持ちだったが、惜しかったこともあって、その後に悔しさがこみ上げてきた」と振り返る。
また、経験したことのない二千メートルカヤックシングルは、三十五人が一斉にスタート。顧問の富永寛隆教諭は「みんな殺気立ち、意地の張り合いでけんかのような試合だった」と回想し、他の選手に負けじと突き進む坂田選手の様子をとらえた映像を流した。
結果は二十二位だったが、二百メートルでトップ争いをし、二千メートルで途中までトップグループに付けるなど、壮行会での宣言通りチャレンジ精神を失わなかった。
坂田選手は「筋力のある選手がどんどん先へ行き、技術だけでは対抗できないほど強かった。でも追いつけない位置ではないなと感じた」と、世界と戦える手応えを得た。
出場した日本人選手四人の中で一位という記録にもおごることなく、大会の自己採点を「五十点」とした坂田選手。「これまでは技術面でどうにかなるだろうと思っていたが、やはり筋力も必要なことを学んだ。(今大会で)やるべきことが分かってきたので、それをやるだけ」と引き締まった表情で語り、次の目標“インターハイ優勝”(八月、沖縄で開催)に照準を合わせて筋力トレーニングにも励んでいる。
世界大会から多くのことを吸収してきた坂田選手に、藤澤町長は「貴重な海外での経験を生かし、まずは国内で一歩一歩勝ちあがり、また世界に羽ばたいてほしい」と、今後の活躍に期待を寄せた。






