導入5カ月で234件
◇東近江・能登川
重大な病変を発見、早期治療へ成果
待ち時間なく検査メニューは9種類
県内第一号、全国でも四例目として注目される市立能登川病院(猪子町)の検査券自動券売機「ちょこっと健診」が、導入から五カ月が経過した三月末現在、二百三十四件・百十一人の利用があり、うち二件で前立腺ガンや糖尿病の重大な病変を発見。急きょ精密検査を実施し、他の病院で治療中または同院に入院後、元気に帰宅したという成果を上げている。
ちょこっと健診は、「健康が気になるけれど時間がとれない」「会社勤めをしていないので、健康診断を受ける機会がない」という声に応え、待ち時間がなく手軽に健康チェックができるよう、自動券売機で検査券を購入し、採血後、医師のコメント付きで検査結果が郵送されてくるシステムで、保険証や初診料は不要。
具体的には、病院の入り口にある券売機で、気になる項目「糖尿」「脂質」「痛風」「肝機能」「前立腺がん」「貧血」「B・C肝炎」「アレルギー」「胃がん」の受診券を購入し、検査室で名前と住所を記入。臨床検査技師が採血するまでわずか十分程度の所要時間で、結果は医師のコメントとともに約一週間後に郵送される仕組み。また、コレステロールや肝機能の数値が悪かった人などには食生活に関するイラスト入りの冊子も同封し、成人病予防と改善を呼びかけている。
実施時間は、平日の午前九時半~午後四時半と、第一・三土曜日の午前九時半~同十一時半。何らかの疾患で治療中の人と十八歳未満は不可。検査料は三百円~二千五百円と安く、市民への医療還元として低価に設定したという。
発案した奥雅彦副技師長は「病気の早期発見や進行の阻止は心がけひとつですが、なかなか時間が取れないのが現状です。ちょこっと健診は待ち時間がなく、所要時間も十分。ぜひ、日常の健康管理に役立ててほしい」と話しており、今後、増加する大腸がんの発見・予防にもつながるよう、採血以外に検便や検尿を加えることを検討するという。
問い合わせは同病院(TEL0748―42―1333)へ。






