リサイクル活動を芸術鑑賞に子どもと大人が育つ学校づくり
◇東近江・能登川
子どもたちの豊かな人間性を育てる活動に取り組む団体や個人を表彰する「第四十回博報賞」(財団法人博報児童教育振興会主催)の教育活性化部門に、東近江市立能登川西小学校が選ばれた。十一月七日に東京都千代田区で贈呈式が行われる。
博報賞は、児童教育に功績のあった団体や個人を表彰する教育界の権威ある賞で、国語・日本語教育、特別支援教育、日本文化理解教育、国際文化理解教育、教育活性化の五部門があり、推薦された全国九十二件の中から計十五団体、三個人が受賞した。
同校の受賞は、平成十四年から児童会とPTAが連携するアルミ缶回収活動をもとにして、本物の芸術にふれる「アルミ缶コンサート」が評価されたものであり、審査委員から「回収活動を芸術鑑賞やオリジナルソングの創作などにつなぐとともに、学校間交流へと発展させるなど、豊かな発想に基づくユニークな取り組みである。リサイクル活動や音楽活動による多様な場面での人との出会いが、単なる環境教育、音楽教育を超えた活動へと発展し、子どもたちの“トータルな人としての成長”を促している」と評価された。
平成十七年には、子どもたちや保護者、教師らが寄せ合った百通を超えるメッセージを織り込んだ同小オリジナルソング「あなたのうみ あなたのみち」がCD制作され、現在も学校行事や集会、卒業式で歌い続けられているほか、この歌が縁で同じオリジナルソングを持つ愛知県原山小学校との交流が行われ、同校でもアルミ缶の回収活動が始まった。
さらに現在では、資源の有効活用と地球環境保全を目的に、児童会美化リサイクル委員会の児童らがアルミ缶集め大会やインクカートリッジ回収活動を進めているほか、福祉委員会を中心にペットボトルキャップ・プルタブ集めを展開し、ボランティア活動へと取り組みを発展させている。






