安土町 住民ら680人が参加
◇東近江・安土町
安土町は、琵琶湖西岸断層帯を震源とする大地震を想定した総合防災訓練を、このほど町役場駐車場と町内全域で行なった。
午前七時、マグニチュード7・8の直下型地震が発生、安土町では震度6強を観測し、家屋の倒壊、火災発生、ライフラインの切断、交通網寸断などにより、負傷者がたくさん出ているとの想定で、自治会、消防、町職員、福祉団体、中学校などから六百八十人、車両四台が参加した。
地震発生と同時に町防災行政無線で避難が伝えられると、各自治会では、住民が避難、安否確認、初期消火、応急手当て、現状確認など、避難と自主防災の訓練を実施。
これと並行して、町役場には災害対策本部、応急救護所、ボランティアセンターなどが設置され、町職員が地域の情報を収集しながら徒歩や自転車で町役場に集結する初動訓練や、赤十字奉仕団や給食センター・中学生らによる炊き出し、可搬浄水器による給水、近江八幡消防署と地元消防団の連携による救出救助、火災防御などの訓練を次々と展開した。
町役場に集合した住民は消防隊や救急隊の指導で、倒壊家屋から身近にある道具を使っての救出救助、AED(自動体外式除細動器)の使い方や応急手当て、消火器を使った初期消火、煙体験、起震車による地震体験などに取り組み、助けが来るまでの自主防災活動を身に付けた。
閉会式では、中井清副町長が「訓練を積み重ねることで、実際(に災害が起きた場合)の被害を少しでも少なくできる」とあいさつ。野田久三郎近江八幡消防署長は「姉川地震から百年、伊勢湾台風から五十年。初期対応の実践型訓練ができた。訓練で日頃からの大切な地域のつながりができる。自助・共助は日頃のつきあいから。訓練は、減災につながり、何かの時に役に立つ」と、日常の訓練や防災意識の重要性を強調した。






