ハンマー投げ・森本選手 2個目の金メダル目指す
◇東近江・竜王町
聴覚障害者のオリンピック「第二十一回夏季デフリンピック」(九月五~十五日、台湾・台北市)に出場するハンマー投げ・森本真敏選手(24)=竜王町山之上=の壮行会が先月二十七日、竜王町役場玄関ホールで開かれた。
四年に一度開催されているデフリンピックは、聴覚障害者にとって最高峰の世界大会で、十九競技に八十一カ国五千人以上が参加する。日本選手団は百五十四人(男子八十八人、女子六十六人)で、県内から森本選手と柔道の山田光穂選手(28)、バレーボールの田中利典選手(24)の三選手が三十二年ぶりに出場する。
陸上競技キャプテンで日本選手団の旗手も務める森本選手は、世界ろう記録(63・25メートル)保持者であり、昨年トルコで開催された「第一回世界ろう者陸上競技選手権大会」で念願の金メダルを獲得した。
四年前の夏季デフリンピックで、世界で互角に戦える実力を持ちながら出場機会に恵まれなかった経験もあり、森本選手は「今回のデフリンピックは、ぼくにとってとても深い意味のある大会。この日を迎えることができてうれしいのと同時に、緊張もしている。竜王町そして滋賀県、日本のみなさんの期待を背負って、よい結果を残し、金メダルを持って帰れるようにしたい」と決意を語った。
竹山秀雄町長は「森本さんの活躍は、竜王町のみなさんの気持ちを明るくし、パワーを与えてくれる。何も考えず、より遠くへ、自己の記録更新に向かって集中してほしい」と激励し、岡谷ふさ子教育長も「みんなで応援しています」と町職員約六十人とともに力強い声援を送り、激励金を手渡した。
約四キロの減量で体を絞り、県立聾話学校の臨時実習助手として働きながら技術に磨きをかけた森本選手。「昨年のトルコでの世界選手権よりも仕上がりが良く、記録が伸びている」と、合宿で真っ黒に日焼けした表情から自信をのぞかせる。
パラリンピックよりも古い歴史を持ちながら、まだまだ知名度が低いため、森本選手は日本の出場選手が決意を記した国旗に「金メダルと自己記録更新」に加えて「デフリンピックが有名になりますように」と書き込んだ。
デフリンピックでのハンマー投げ競技の様子は、森本選手のブログ(http://monta001.exblog.jp/)や動画(http://jp.youtube.com/montahammer)で配信するという。
今後、九月二日に台湾入りし、九日の決勝に挑み、十六日に帰国する予定。






