約200人が激励
◇東近江・日野町
「子どもたちに与える夢と希望は計り知れない」。日野町民の誇りでもある伊藤あづさ・みき・さつき選手。今年三月、全日本スキー選手権大会フリースタイルスキーモーグルで、三姉妹そろって入賞する快挙を成し遂げた。冬季五輪出場が内定したみき選手のメダル獲得への期待も高まっており、日野町体育協会主催の「伊藤三姉妹激励会」には町民約二百人が集まった。
先月二十五日にわたむきホール虹ふれあいホールで開かれた激励会は、日野町大窪出身のあづさ選手(23)=中京大大学院二回生=とみき選手(22)=中京大四回生=、さつき選手(16)=水口東高一年=の活躍を、町民あげて応援しようと企画されたもの。
地道な努力は必ず報われることを発信する三姉妹に対して、同協会会長の藤澤直広町長や“伊藤三姉妹を応援する会”の門坂剛会長、町少年少女ミニスポーツ教室の代表児童らが、次々と激励の言葉を述べた。また、地元友人が花束を手渡し、町民有志による日野行灯プロジェクトの激励金(十万円)も贈呈された。
「両親がスキーを続けさせてくれたことが、自分自身の土台となっている。日野町民としてオリンピックに出場できることがうれしい」と語るみき選手。「優勝に向かって取り組みたいが、毎日一歩一歩を積み重ねていくことしかできないので、スタート地点に立つ時まで小さくても実りあるものを集め、大きなメダルという形で恩返しできれば」と活躍を誓い、国内外での合宿・大会を経てバンクーバーへ乗り込む。
あづさ選手は「オリンピック出場を目指して、今シーズンは一生懸命向かっていくしかないと思う。みなさんの温かい応援が励みになる」と、声援を力に変えて残る五輪出場枠を狙う。姉を追うさつき選手も「もっとトレーニングを積んで、ベストな滑りができる選手になりたい」と決意を語り、体づくりに励む。
続く対談では、世界を舞台に戦う選手が抱える不安や精神面の強化法などに話題が広がり、日野高校レスリング部の南敏文監督(52)が「一番怖いのはけが。体調管理を万全に、(オリンピックでは)一番高いところに立ってほしい」とエールを送った。
オリンピックを生涯の目標とし、マスターズ水泳で世界新記録を打ち立てた門坂芳子さん(60)は「自分の好きなことを見つけ、高く大きな夢やワンランク上の目標を意識することが大切。みき選手には自分を信じてメダルを獲得してほしい」と鼓舞し、伊藤三姉妹に続く選手の出現に期待を寄せた。







