逢味おむすび隊 8か国語で 近江八幡市内の全公立小学校
◇東近江・近江八幡市
「食」を通じて人、環境、文化、スポーツなどいろいろなものとむすびたい! と、淡海ネットワークセンターおうみ未来塾七期生「食育」グループから生まれた「逢味(おうみ)おむすび隊」(藤田知丈代表)はこのほど、近江八幡市内の公立小学校十校の児童全員に、学校給食ができるまでを紹介した下敷きをプレゼントした。
隊員でもある坂東あけみさんが、毎日食べている学校給食を食育に生かそうと、自ら取材を重ね、学校、市教委などの協力で平成十九年度に自主制作し、全校配布した資料を元に再編集した。今回、財団法人キリン福祉財団から地域福祉活動支援事業助成を受け、児童一人ひとりへの配布が実現した。
下敷きはA4版両面カラーで、献立検討から食材選定、発注、調理、校長による検食、配膳、後片付け、給食費など事務作業の様子が、表裏に写真と解説でまとめられている。
日本語版五千枚のほか、ボランティアや大使館などにも協力を仰ぎ、市内の学校に通う外国からの子供達のために、ポルトガル、中国、スペイン、ベラルーシ、タガログ、英、ハングルの七か国の言語の翻訳版も順次配布する予定。
坂東さんは、「給食はいろんな人の手、気持ちが入っている。家庭でも親子で食について考えるきっかけにしてもらえれば」と話している。
八幡小学校の八耳哲也校長は、「全校児童八百五十八人のうち二十五人が外国から来ている子どもたち。日本の給食制度を知ってもらうことができるし、子どもたち同士の国際交流や多文化共生にも役立つ」などと、活用に期待を寄せた。
藤田代表は、「下敷きのほかに、給食に関わっている人たちの思いを集めたビデオも制作しています。もうすぐ開催する意見交換会で上映します」と、意見交換会への参加も広く参加を呼びかけた。
意見交換会「学校給食から食育を考える~学校給食からわかること~」は、七月二十九日午後一時から近江八幡市立図書館で開催。給食関係者・教職員・保護者など約百人が参加する予定。全国学校給食栄養士協会の長島美保子副会長による基調講演のほか、「学校給食における地産地消のすすめ方」をテーマに、学校給食甲子園で上位入賞の経験をもつ松江市立八雲学校給食センターの実践例報告やディスカッションが行われる。参加希望者は、ファックス(0748―31―0801)へ事前予約を。







