蒲生野考現倶楽部 調査参加者を募集中
◇東近江・日野町
NPO法人蒲生野考現倶楽部は、環境省が展開している“モニタリングサイト1000”として、日野町川原地先の佐久良川(日野川支流)で実施している調査への参加者を募集している。
亜寒帯から亜熱帯にまたがる大小の島々からなる日本は、変化に富んだ地形や各地の気候風土に育まれ、多様な動植物相が見られる。こういった生態系の劣化を未然に防ぐためには、“同じ場所で長い間見続ける長期観測(モニタリング)”で、人間の影響なのかまた生態系本来の移り変わりなのかといった変化のパターンを早期に見い出し、情報を公開・共有する中で問題点の抽出と保全対策につなげていくことが重要である。
環境省は、平成十四年三月に策定された「新・生物多様性国家戦略」に基づき、翌十五年から質の高い自然環境データを長期(百年)的に収集・蓄積する事業「モニタリングサイト1000」を始め、二十年度には全国規模の調査へと拡大させた。
気象や地形の違いによって国土を十区域に分け、全国千カ所のモニタリングサイトを設置。自然環境の調査や野生生物の保全活動に携わっている各種団体を通じ、大学・研究機関・専門家・地域のNPO・ボランティアなどに参加を呼び掛け、長期生態系観測態勢を整えた。
その一つが、蒲生野考現倶楽部。日野町川原地区の協力を得ながら、日野川支流の佐久良川で、毎月第三日曜日午前九時から植物・鳥類・水環境の三部門の調査に取り組んでいる。
地道な作業の中での新たな発見の連続に魅了され、遠くは大阪から参加している家族もいるという。長期調査の継続には、何よりも調査の担い手確保が必要不可欠であることから、同倶楽部では「五年間にわたって身近な佐久良川で観測することとなり、息の長い調査だが、地元を再発見できるチャンスでもある。もうすぐ蛍の調査も始まるので、大人も子ども(小学五年生以上)も一緒になって参加してほしい」と呼び掛けている。
参加申し込みおよび問い合わせは、同倶楽部(0748―53―9087、FAX0748―52―1925、Eメールhaguro@gamouno.com)まで。







