能登川では商品に火 消防署が注意喚起
◇東近江・五個荘/能登川
五個荘川並町と能登川地区で三月二十二日以降、野積みされた枯れ草や空き家、店舗内の商品などが燃える五件の連続不審火が発生している。いずれの現場も火の気がないことから、東近江署では連続放火の可能性が高いとみて捜査している。
不審火は、同日、五個荘川並町内の空き家(二百四十平方メートル)一階の部屋のうちふすま二枚が焼けたほか、二日後の二十四日、同町の結神社境内にあった祭事用の古木が燃えた。四月十八日には、能登川地区の量販店で紙オムツが燃え、同二十二日にも、同地区公園内の東屋三六・四平方メートルのうち二平方メートルと展示パネルおよびテーブルを消失した。さらに、今月十一日に五個荘川並町福応寺近くの空き地にあった野積みの枯れ草が燃えているのを住民が見つけ、119番通報。このほか、住民らが見つけて消火したボヤも数件あるという。
いずれも早期の発見により大きな火災には至っていないが、連続して起きる不審火に同町住民らは「ほんとうに怖いことです。今は小さな火で済んでいるが、空き家に忍び込んで火を付けた噂も聞き、エスカレートする危険がある」「毎年、三・四・五月になると不審火が起きてます。同じ犯人じゃないでしょうか。疑いのある人物も特定されているようなので、早く捕まえてほしい」と怒りを見せており、地域としても警戒を強めている。
消火に当たった能登川消防署の西村純次署長は「過去に、埼玉県では放火による店舗火災(ドンキホーテ)で死者を出したことがあります。今回の放火事件では、幸いにも大きな火災には至ってませんが、住宅密集地で起きると大火になる可能性もあります。屋外に燃えやすい物を置かないなど、放火されにくい環境づくりを行い、その輪を隣近所や町内会へと広げていって欲しい」と注意を呼びかけている。





