金堂の農村保全向上対策
◇東近江・五個荘
田んぼの自然環境や生産現場を体験学習する「親子米づくり体験」がこのほど、東近江市五個荘金堂町の田んぼで開かれ、金堂こども会で活動する幼児や小学校児童の親子連れら約三十人が田植えを楽しんだ。
自らが「育て」「収穫し」「食べる」という一連の農業体験によって、食べ物の大切さや収穫の喜び、苦労を感じ取ろうと、金堂農水環境保全協議会が取り組む「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策」での催しで、毎年行っている「ホタル観察会」の学習成果をもとに、人々の営みから水環境を考える。また、田んぼや水路を学び・遊びの場にすることで、農業が持つさまざまな効果(生態系保全、洪水防止機能など)を発見していく。
田んぼは、金堂営農組合が管理する四アールの広さで、豊かな環境を示すようにカエルの合唱が聞こえていた。
苗の植え方を教わった親子らは、さっそく靴下や素足になって水田の中へ。最初、グニュッとした泥の感触に「いや~気持ち悪い!」という悲鳴が上がっていたが、次第に楽しげな歓声へと変わり、泥だらけになりながら丁寧に手植えをしていった。
中には、なかなか足が抜けずに尻餅をつく子もいたが、「グニャグニャしておもしろかった」「作る人の苦労が分かった。これからは残さずに食べようと思う」と話し、キラキラとした目が印象的だった。
植えられたコシヒカリは、環境こだわり米として大切に育てられ、九月の収穫には手刈りやはさ掛け、十月に足踏み機による昔ながらの脱穀体験を行う予定。






