こころばえの会が講演会でアピール
◇湖東・愛荘町/愛知川
旧愛知郡役所の保存活用を訴える民間団体こころばえの会(中原道雄代表)は、このほど米ミシガン州出身の詩人を迎えた「アーサー・ビナード講演会」を蔵元・藤居本家けやきの大広間で催した。
約百人が参加した講演会でビナードさんは、日本人顔負けの流ちょうな日本語で、演題「トノサマガエルになる」を話し、みずみずしい視点と問題意識から、私たち自らが「何を求め、何ができるか」を問い掛けた。
また、懇親会を兼ねた夕食会「ビナードさんを囲んで」がクレフィール湖東で開かれ、発表した詩集やエッセイ集、絵本などから、日本語の素晴らしさを改めて見つめ直す機会となった。
一方、講演会前に行った愛知川宿散策には約五十人が参加し、ビナードさんと共に駅コミュニティーハウスるーぶる愛知川、びんてまりの館、近江上布伝統産業会館、中山道愛知川宿・町かど博物館、近江商人亭など駅周辺を巡った。
特に、愛知高校北隣に残る旧愛知郡役所を前に、愛知川観光協会の福持昌之事務局長(学芸員)は「大正十一年五月に建てられた大正ロマン漂う洋風建築で、当時の行政の中核を担ってきた町のシンボルだった」と紹介した。
日本に現存する旧郡役所は、和洋折衷を取り入れた当時の建築様式を今に伝える貴重な建物として、民俗資料館や博物館、郷土館などに整備されるなど、全国的に保存活用ヘの動きが高まっている。






