蒲生図書館19日まで「山野草写真展」
◇東近江・蒲生
東近江市立蒲生図書館市民ラウンジで、市内在住の澤田弘行さんによる「山野草写真展」が開かれている。開催期間は十九日まで。
見逃してしまいそうな風景の中で、子孫を残すために虫媒花(ちゅうばいか)や風媒花(ふうばいか)、水媒花(すいばいか)といった自然のメカニズムを巧みに利用して生き続ける植物たち。
「身近にある花の輝く『瞬間』が見たくて」と語る澤田さんが撮影した写真は、最も美しい時期をとらえ、植物の呼吸が伝わってくるような生命力あふれる作品ばかり。
展示会場では、野の花・湿地・山地の花・ため池の四テーマ別に、春開花の植物を中心とした四十四種類を、撮影地域と日にち付きで紹介している。
源氏の武者熊谷直実が背負っていた母衣に似ていることから名付けられたというクマガイソウ(東近江市)や県内でも数カ所しか確認されていないノカンゾウ(同)、水中に住む小さな虫を補虫網で食すノタヌキモ(同)、太陽が顔を出すと開花し雲に隠れると花弁を閉じるトウカイコモウセンゴケ(蒲生郡)、葉の上に花を付けるハナノカダ(甲賀市)など、来場者を身近な自然環境で育まれている生態系へと誘う。
入場無料。詳しくは、蒲生図書館(TEL0748―55―5701)へ。






