嘉田知事と地権者代表が協議
◇湖南・栗東市
新幹線新駅中止に伴う地域振興などの課題を巡り、嘉田由紀子知事と県・栗東市の担当者、新駅予定地周辺の四自治会対策委員会による協議がこのほど、同市役所で行われた。
冒頭で地権者を代表して中井建夫氏は「ここにきて(知事が)節目というなら、これまでのような煮え切らない態度でごまかさずに、今までの繰り返しにならないようお願いしたい」とけん制。
これに対して嘉田知事は「後継プランを早期に具体化させることが何よりも肝要。策定に当っては四自治会対策委員会と意見交換を重ね、より良いプランをつくり、実施できるよう取り組んでいきたい」と答えた。
この中で、中止になった区画整理事業の後継プランについては、<1>各種調査<2>計画テーマの設定<3>実現化方策の検討|を経て九月をめどに基本構想を策定した上で、具体的な内容を詰めると説明された。
開発パターンは、行政主導もしくは民間主導によるものか、イメージについても工場や大学、研究機関など核施設を中心するものか、あるいは商業施設と宅地が複合的になったものが例として挙げられた。
ただ、民間調査の結果では、不況や交通アクセス、その他の周辺事情により商業施設の可能性は低い一方、今後需要が見込める環境産業の誘致や宅地開発については、可能性があると報告された。
さらに、同地域は交通渋滞などアクセスが悪いため、幹線道路などの基盤整備が不可欠とした。
四地区(上鈎、下鈎甲、手原、蜂屋)地権者へのスケジュール案の説明は三月中には行い、四月以降も▽まちづくりの方向性▽土地利用計画▽整備区域・手法▽基本構想案―について同様の場を設けたいとしている。
地権者からは「任期中に着工してくれるのか」などと不安の声が相次いだ。






