皆の善意、福祉に役立てて
◇東近江・能登川
大寒の七日間、各戸に真言を唱えて廻る「寒行托鉢行」を終えた天台宗安楽寺(東近江市能登川町)の普照房慈弘住職(71)らは十三日、集まった布施を「地域福祉に役立ててほしい」と、奥善夫市社協会長に寄託した。
寒行托鉢行は、風雪に耐えながら一軒一軒に手を合わせ、人々の安全や無病息災を願う「歩く座禅」とも言われる修行で、平成九年から大寒(一月二十日)を挟む一週間、伊庭・須田・能登川・城東など西学区の約九百世帯を廻り歩いている。
集まった布施は毎年、市に全額寄付をしており、今年も能登川福祉センターなごみを訪れた住職らは、四十二万五千二百九十五円と米百二十五キロすべてを社協の善意銀行に寄付した。
普照房住職は「私たちの声を聞きつけ、温かく出迎えてくれるお年寄りや、体を温めて下さいと、ストーブを焚いて待っていてくれる人もおられ、力が湧いてくるありがたさです。このように多くの浄財が寄せられ、感謝の思いでいっぱい。皆さまの善意を地域福祉のために役立てて欲しい」と話した。
これを受けて奥会長は「雇用不安を含め、お困りの方々のため、また地域福祉推進のために大事に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。






