情報交換と対策協議
◇東近江・近江八幡市
近江八幡警察署は、一向に減らない万引きや自転車盗の抑止に向け、管内でも被害が集中している近江八幡駅周辺の店舗や、行政、学校などの関係者を集めて、それぞれの対策会議をこのほどマイカルホールで開いた。
万引き抑止対策会議には、市内の大型量販店、スーパー、大型電気店、ドラッグストアなど十一店舗の店長らが出席。近江八幡署生活安全課や駅前交番から、昨年の万引き発生状況や、少年や高齢者が多く、土・日曜日に発生など、駅前地区での万引きの特徴などについて報告を受けた。
各店からは、防犯カメラの増設や死角解消、警備会社の変更、声掛けの強化など、それぞれが取り組んでいる対策の内容と効果などを出し合った。また、値引きシールの付け替え、買い物袋持参運動の悪用などの手口や、他府県から来るケースなど、万引きの実体が紹介された。
警察に対して、「店長でなくても万引きの手続きができるよう簡素化してほしい」「ファックスでの迅速な情報提供などネットワーク構築を」など、積極的な提案もあった。
最後に、従業員の意識改革や、防犯の工夫など、万引きしにくい(できない)店内環境を作って、連携と情報の共有で抑止に取り組むことなどを確認した。
自転車盗難防止対策会議には、駅周辺の大型量販店、公営駐輪場、鉄道、学校、行政などの関係者十四人が出席。警察から、刑法犯総数は減っているのに自転車盗はほとんど減少していない、被害は店の自転車置き場内で無施錠が多いといった統計上からみた状況が報告された。
大型店などからは「盗まれるのは(所有者の)自己責任」「白い線で枠をつくると並べて置いてくれている」など、駐輪場からは「防犯カメラ作動中のステッカー、二重施錠の呼びかけ、ワイヤーの貸し出しなど実施で盗難や損壊がなくなった」、高校からは「新入生に防犯登録や二重ロックの指導、登録管理と点検実施」など報告があった。
市からは放置自転車の定期的撤去やシルバー人材センターに依託しての平日の指導啓発、撤去自転車の返却引き取り料金の春からの値上げ検討などの取り組みについて、説明が行われた。
意見交換では、「整理整頓でしばらくきれいになるが、一台が置きだすと、また増えてくる」「ルールやマナーを守らなければならないような話術やアイデアも必要ではないか」「市中心に完全撤去を」などの意見が出た。
両会議とも、三月に第二回の会合を開くことにしている。






