きょうから 県立安土城考古博物館
◇東近江・安土町
県立安土城考古博物館(安土町下豊浦)の第三十七回企画展「大信楽(Oh! Shigaraki)焼展――出土資料を中心に――」(信楽焼振興協議会・信楽陶器卸商業協同組合・信楽古陶愛好会・滋賀報知新聞社など後援)が、先月三十一日から始まった。
日本六古窯の一つ「信楽焼」は中世の開窯以来、日用雑器などがつくられ、人々に親しまれ、使われている。今回の企画展では、発掘調査などで出土した信楽焼古窯の遺物をはじめ、安土城跡や観音寺城跡等の城郭や大量消費地である京の町から出土した遺物の中から、時期の明らかなものを選んで資料をもとに展示する。
また、従来あまり取り上げなかった日用品・代用品・試作品なども、信楽窯業史の全体像を知るため紹介して、信楽焼の底力を知ってもらう。
中でも、南満州鉄道株式会社の依頼で試作された汽車土瓶は、奉天(現・瀋陽)にあったラマ塔をモチーフにデザインされていて、たいへん珍しい注目の一品。
三月二十九日までの会期中に、「ギヤラリートーク」(二月十五日・三月十五日・三月二十二日の午前十一時と午後三時半からの二回ずつ)、博物館講座「信楽焼の歴史」(二月十五日午後一時半)
、やきものゼミナール「近江産緑紬陶器について」(三月十五日午後一時半)「湖東焼について――一期一会のやきもの――」(三月二十二日午後一時半)も関連行事として開催する。講座とゼミナールの定員は、当日先着百四十人。
また、開催期間中、滋賀県立信楽学園が復刻した汽車土瓶を三百円、信楽古陶愛好会刊行の信楽焼書籍「しがらきやきものむかし話」(三千五百円)と「絵で見る信楽焼」(千九百円)を、書籍コーナーで販売する。
このほか、三月八日には信楽方面への史跡案内も開催する。定員は五十人で、往復はがきによる予約が必要(二月二十七日締め切り)。
参加申し込みと問い合わせは、滋賀県立安土城考古博物館(〒521―1311蒲生郡安土町下豊浦六六七八 TEL0748―46―2424)へ。
同館は、月曜日休館。入館料は、大人三百五十円、高大生二百五十円、小中生百五十円。






