鈴鹿山脈下の県境4・5キロ 湖東と北勢を最短で結ぶ
◇東近江
三重県側と滋賀県側の両方から掘削が進められていた石榑(いしぐれ)トンネルの貫通式が三十日午前十時半から坑内で行われる。
滋賀県東近江市と三重県いなべ市とを結ぶ国道421号線の山岳県境区間は、急峻な鈴鹿山脈が横断し、急勾配、急カーブの狭あいな道路が七曲がりのように山肌を走り、砂れき層の地盤で路肩が崩れやすく大雨時には通行規制が敷かれることも頻繁に発生。また、冬季の積雪時には通行止めが余儀なくされるなどの不便を解消するため、県境をまたぐ山間部約四・五キロにトンネルの掘削工事とアクセス道路の整備が国の直轄事業として進められている。
トンネルの供用は、アクセス道の完了を待って行われるが、トンネルの完成により東近江地域から北勢地域までの所要時間が約三十分短縮(東市役所から桑名市まで一時間二十五分)され、気象条件による通行規制も大幅に改善されることから湖東と北勢間を最短距離で結ぶ産業道路としての役割に期待が寄せられ、人や物の流れが活発することで文化交流の発展にも貢献が予想される。






