蒲生地区子ども会連合会
◇東近江・蒲生
万葉歌人・山部赤人ゆかりの地である蒲生地区で十日、「第三十三回百人一首かるた大会」が催された。参加した子どもたちは、遊びを通して歌に込められた詩情豊かな万葉の世界に触れた。
雪の舞う中、会場の蒲生公民館学習室には、園児から中学生二年生まで計三十一人が集まった。冒頭、主催者の蒲生地区子ども会連合会・福永正宏会長が「自分・対戦相手・読み手の三人以上がそろってこそ始められるもので、相手に感謝する気持ちを忘れないでほしい」と説いた。
また、NHKのBS放送番組“万葉集への招待”の人気歌ベストテンで、蒲生野を舞台にした「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」(額田王)が一位、「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」(山部赤人)が五位に選ばれたことを伝え、「ふるさとと深く結びついた歌であることを誇りに思ってほしい」と呼び掛けた。
競技は、坊主めくり(個人戦)と百人一首(個人戦)の二部門が行われ、東近江市平林町の加藤嘉三さんが読み手を務めた。
運に任させてほのぼのと遊ぶ坊主めくりに比べて、百人一首は自らの暗記力が問われるため、会場にも緊張感が漂った。目の前の札を対戦相手に奪われると「屈辱的や」や「(上級生には)かなわへんわ」と悔しがり、すぐさま読み手の声に神経を研ぎすまし、取り札が残り一枚になるまで白熱した試合が繰り広げられた。
真剣勝負の後は、同連合会役員が作ったうどんを食べ、お楽しみ抽選会やジャンケン大会で盛り上がった。
同大会の結果は次の通り(敬称略)。
《坊主めくり》優勝=犬井誠(園児)準優勝=久保山玲莉(小学一年)
《百人一首》優勝=平井夏海(中学二年)準優勝=野邑枢生(小学四年)第三位=永田優(小学六年)







