16歳以上の体験者募る
◇東近江・竜王町
竜王町観光協会と鏡神社は、人生三大儀礼(冠・婚・葬祭)の最初の儀式を古式にのっとって行う「鏡の里元服式」の体験者を募集している。今回から体験対象者の年齢層が大幅に広げられたため、成人を迎えた若者に限らず、個々の人生の節目として志や決意を新たにする門出にもってこいの内容となっている。
元服式の舞台となる鏡地区は、鎌倉時代に東山道の宿場“鏡の宿”として栄えた場所。承安四年三月三日に、鞍馬山から源氏再興のため奥州下向途中の幼名・牛若丸(遮那王)が、元服(大人になる儀式)して源九郎義経を名乗ったと伝えられている。
この“源義経元服の地”を糸口に鏡地区の歴史文化を広く発信していこうと、平成十八年、鏡自治会や鏡神社氏子総代、鏡の里保存会など地元住民の全面協力を得て、竜王町でしか体験できない独自の元服式が八百年以上のときを経て生み出された。
いにしえの成人式をイメージして、当日は、男性が直垂装束、女性が水干装束に身を包む。神聖な空気に満ちた鏡神社では、“髪上げの儀”(義経が元服時に使用した物を復元したたらいに聖水を入れ、体験者が水面に映る自分の姿をのぞき込み頭髪に刀を当ててもらう)や“加冠の儀”(男性は侍烏帽子、女性は高烏帽子を成人の証として授けられる)が執り行われる。
厳粛な儀式で決意を新たにした後は、日本今様謌舞楽会による舞楽奉納を鑑賞し、道の駅竜王かがみの里歴史広場特設ステージでの記念式典に参加。装束姿のまま、鎌倉時代の武士の祝い膳を再現した“義経元服料理”に舌鼓を打つ。
開催日時は、三月一日午前十時から午後二時までで、雨天決行。
体験対象者は、興味のある人に広く参加してもらえるようにと、従来の「二十歳前後の男女」から「十六歳以上の制限なし」に変更され、還暦を祝って三度目の成人式をしたいという人も大歓迎。定員は男女問わず先着二十人。
参加費は、一人五千円(衣装・祈祷料・義経元服料理・記念写真など込み)に見直された。
体験希望者は、二月二十日までに、竜王町観光協会(0748―58―3715、Eメールdragon-kanko@rmc.ne.jp)へ申し込む。







