近江八幡市民ドキュメンタリー 原監督 映画づくりを語る
◇東近江・近江八幡市
近江八幡市の街角でお年寄りにカメラを向け、取材を続けている市民参加による近江八幡映像プロジェクト2008「遺言~未来への手紙~」の映画づくりにつて、監督の原一男大阪芸大教授に聞いた。
今回の「遺言」のねらいは
人生長く生きていれば長く生きている分だけ、思いをたくさん持っているものだろう。それを亡くなって行く前に、なにか自分の持っているメッセージみたいなものを次の世代の人に伝えておきたいということが必ずあるはず。
いろんな人と出会って、その人たちの思いを聞き込んで行く中で、よし、それは映画になると思った。いろんなメッセージがあって、人によってどう映像を組み立てて行くか知恵を出し、たくさん映像にして、残せないかというのが発想の原点。
ここは近江八幡ですが、日本です。我々日本人が持っている美意識であり、価値観であり、日本人の今が見えてくるであろうという思いもある。
その人の人生を通して
「遺言」と言っているが、その人がどう生きてきて、この人はこういう風に生きてきたか。その人が本当に人生を通して大切にしてきたものというのは人によって違うものですから、そういうものを凝縮した形で、映画をつくる人間が視覚化してつないでいくと、人が生きて行く意味が見えてくるのではないかという期待がある。
まだまだ、いろんな人と出会わなければいけないんだが、なかなか、撮られてみようという人がまだまだ少ない。もっとたくさん出てきてほしい。
楽しい人生を送ってきた人もいるだろうし、苦労して来た人もいるだろうし、人生いろいろで、私たちが出会うことで、『人間てこういう風に生きているんだよね』『生きてるっておもしろいよね』ということも含めて、できるといい。
映画は、地域プロデューサーズ「ひょうたんからKO―MO」が、アサヒビール芸術文化財団の助成を受けて取り組んでいるもので、原監督と市民スタッフが、ドキュメンタリー映画づくりに取り組んでいる。
お年寄りがいつまでも残しておきたいことや、もの、思いを通して、地域の“宝”を次代に映像で発信する。完成・公開は、夏から秋ごろの予定。
問い合せは、近江八幡市マルチメディアセンター(TEL0748―31―0800)。








